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2024/09/23
北海道のご当地B級グルメ「ジンギスカン」とは?特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
北海道の名物料理といえば「ジンギスカン」。地元の人々に親しまれているヘルシーな焼肉です。
そんなジンギスカンの特徴と歴史について探っていきましょう。
ジンギスカンの特徴

ジンギスカンの主役は、なんといっても羊肉。ラム肉やマトン肉を焼くために使われるジンギスカン専用の鍋は、中央部分が盛り上がった独特の形をしています。この鍋の形状が、ジンギスカンのおいしさを最大限に引き出す秘密です。
中央で焼かれる羊肉の肉汁が、溝になっている周りの部分に流れ込み、そこで焼かれている野菜に染み渡ります。肉の旨みを吸った野菜がさらにジューシーに仕上がります。一緒に焼く野菜は、さまざまですが、玉ねぎやピーマン、もやしなどが定番です。
ジンギスカンには「タレ」も欠かせません。ジンギスカンのタレは、ほとんどのお店が自家製です。お店によって甘めや辛めなど味が違うので、食べ比べるのも楽しみ方のひとつです。
ジンギスカンの食べ方

ジンギスカンの食べ方には、2つのスタイルがあります。
1つ目は、肉を焼く前にタレに漬け込む「味付きタイプ」。この方法では、タレの風味がしっかりと肉に染み込み、羊肉特有の臭みが消え、食べやすく仕上がります。一緒に焼いた野菜もタレの風味を楽しめるのが魅力です。
2つ目は、肉を焼いた後にタレをつける「後付けタイプ」。こちらは、羊肉本来の旨みを楽しむことができる方法です。シンプルに塩コショウで食べるのも人気です。
ラム肉とマトン肉の違い
ジンギスカンに使われるラム肉とマトン肉は、それぞれ違う魅力を持っています。
ラム肉は、生後1年未満の子羊の肉で、クセが少なく柔らかい食感が特徴です。そのまま焼いてタレに漬けて食べる方法が主流で、ジンギスカン初心者にもおすすめです。
マトン肉は、生後2年以上の親羊の肉で、しっかりとした味わいと脂ののったコクが特徴です。噛むほどに旨みが広がります。ラムよりもクセが強いので、タレに漬け込んでから焼くのが一般的です。噛むほどにお肉の旨みが広がります。
ジンギスカンの歴史
もともと、日本人には羊肉を食べる習慣はありませんでした。ですが、大正時代に日本が中国の満州に進出したときに現地の羊肉料理「コンヤンロウ」と出会ったのがきっかけで、日本でも徐々に羊肉を食べる文化が広まりはじめました。
モンゴルの調理法を参考にしながら、日本人の味覚に合わせて作られたものが「ジンギスカン」とされています。
昭和に入ると、羊毛の需要が高まったことで、日本各地で羊が飼育されるようになり、羊肉も食用として注目されはじめました。特に北海道では、札幌や滝川に「種羊場」が設立され、羊肉が日常的に手に入る環境が整っていました。
昭和11年(1936年)には札幌にジンギスカンの専門店がオープンし、その後も次々とお店が増えていきました。これによって、ジンギスカンは北海道で定番の料理として広まっていったのです。
戦後しばらくしてからは、ジンギスカンが一般家庭でも楽しめる料理となり、次第に全国に広まっていきました。
ジンギスカンの名前の由来
ジンギスカンの名前の由来は、モンゴル帝国の英雄「チンギス・ハーン」に由来しています。ジンギスカンは漢字で「成吉思汗」と書きますが、チンギス・ハーンと同じ表記です。チンギス・ハーンが戦陣で羊肉と野菜を食べていたことから「ジンギスカンと名付けられたといわれています。
また、満州国の初代総務長官であった駒井徳三が、羊肉料理にチンギス・ハーンをイメージして「ジンギスカン」と名付けたという説もあります。広大なモンゴルの草原を駆ける姿と、力強い羊肉料理が重なるイメージがその由来かもしれませんね。
北海道の観光スポット
ジンギスカンを楽しめる北海道には、さまざまな観光スポットがあります。今回は、札幌市にある3つの人気観光スポットを紹介します。
札幌市円山動物園

昭和26年(1951年)5月5日、北海道初の動物園として誕生した「札幌市円山動物園」は、自然豊かな円山公園内にあります。北海道の動物たちと触れ合える貴重な体験ができます。
園内では、国内最長の約18mの水中トンネルを備えたホッキョクグマ館が特に見どころです。ホッキョクグマが水中で優雅に泳ぐ姿や毛がなびく様子は圧巻です。また、アジアゾーンやアフリカゾーン、類人猿館など、世界中の動物たちに出会えるエリアも充実しています。
北海道ならではの動物たち、たとえば、エゾヒグマやエゾシカ、エゾリスなども見ることができ、自然と動物のつながりを感じられます。毎日実施される動物たちの行動観察イベントも見逃せません。
白い恋人パーク

「白い恋人パーク」は、人気の「白い恋人」の製造工程を見学できるお菓子のテーマパークです。ここでは、チョコレートの製造ラインを見学し、自分だけの白い恋人作りにチャレンジできます。
「チョコトピアハウス」ではチョコレートの歴史や魅力を学び、オリジナルスイーツを楽しめるカフェも完備。さらに「ガリバータウン」では小さなお店やおうちが立ち並び、子どもたちがリアルなおままごとを体験できます。
プロジェクションマッピングショーでのチョコレート食べ比べや、時計塔のからくり人形アトラクションも見どころです。冬はイルミネーションが美しく、夏はバラが咲き誇る庭園での記念撮影もおすすめで、家族みんなで楽しめるスポットです。
サッポロビール園

サッポロビール園は、日本で唯一のビール博物館を備えた歴史的観光スポットです。明治時代の面影を残すレンガ造りの工場建物は「北海道遺産」に認定されています。
1876年の北海道開拓事業から受け継がれるビールの歴史を、ポスターや資料を通じて学ぶことができます。特に「開拓使館煙突」は、その迫力ある大きさから人気の撮影スポットです。
プレミアムツアーでは、ここでしか飲めない貴重な復刻ビールを楽しむことができ、ビール愛好者にはたまりません。四季折々の風景が楽しめるサッポロビール園では、北海道らしい歴史的建造物を体感できますよ。
北海道へのアクセス方法
グルメも観光も魅力的な北海道には、さまざまなアクセス方法があります。
北海道に向かうなら、あっという間に到着する飛行機がおすすめです。日本三大都市でもある東京、大阪、名古屋からのアクセスも便利です。飛行機ならあっという間に到着します。東京から向かう場合は、約1時間30分です。大阪、名古屋方面からなら約2時間です。
車でゆっくりドライブを楽しみながら北海道に向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。
北海道の位置
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まとめ
多くの人々に愛され続けている「ジンギスカン」。ラム肉のやわらかさやマトン肉の深い味わいを楽しめる、ヘルシーで旨みたっぷりのジンギスカンは、一度食べればやみつきになります。
北海道に訪れた際は、ジンギスカンをぜひ食べてみてくださいね。
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