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2024/09/24
兵庫県で有名なご当地グルメ「神戸牛」の歴史や審査基準を解説!

この記事の目次
今回は、兵庫県のご当地B級グルメ「神戸牛」の歴史や審査基準をまとめて紹介します。
兵庫県は日本の近畿地方に位置する県で、西日本の中核となるエリアです。兵庫県には、明石焼きやそばめしなど美味しい名物がたくさんあります。
また、歴史ある建造物や美しい観光スポットが点在しており、旅行先として人気のある県でもあります。
今回はそんな魅力あふれる兵庫県のご当地B級グルメ「神戸牛」について徹底解説していきます!
神戸牛とは?
神戸牛とは、純血の血統を持つ兵庫県産の牛・但馬牛の中から、出荷の際に神戸肉流通推進協議会が生育環境や血統、肉質など厳格に審査し、その厳しい基準を満たした但馬牛にだけ与えられる称号です。
この基準は、神戸牛、松阪牛、近江牛の日本の三大和牛の中でも一番厳しいと言われており、まろやかで柔らかい肉質を楽しむことができます。
神戸牛の歴史
神戸牛の歴史は約150年前に遡ります。
日本の牛の祖先は、もともと農耕用の労働力として使われていましたが、食肉として利用されることは少なく、仏教の影響によるものから肉食自体が長い間タブー視されてきました。
しかし、1868年の明治維新以降から日本の西洋化が始まり、外国からの文化や技術が急速に導入されました。この時期に、兵庫県の港町・神戸に外国人居留地が設置されたことで、外国人向けに牛肉が提供され始めたのが、神戸牛のルーツとされています。
その後、20世紀に入ってから「神戸牛」という名称が正式にブランドとして認められました。神戸港は外国との貿易の中心地であり、外国人に向けて提供された牛肉が「Kobe Beef」として徐々にその名を広めました。
この頃から、神戸牛は単なる食材としてではなく、高級なブランド肉としての地位を確立していきました。
神戸牛の審査基準
先述したように、神戸牛の審査基準は日本三大和牛の中でも最も厳格と言われています。その審査基準は以下の通りです。
但馬牛であること
代々認められた但馬牛であることが第一条件となります。但馬牛は厳格な審査に合格した牛であり、厳しく管理された牛であることが重要です。
未経産or去勢していること
雌であれば出産を経験したことがなく、雄であれば去勢手術をしている但馬牛の中から、神戸牛の審査を行います。
認定された生産者であること
神戸牛を厳格に審査する神戸肉流通推進協議会に認められた肥育業者が飼育をした但馬牛であることが重要です。
純兵庫県産であること
この厳格な審査では、兵庫県で生まれて、兵庫県で飼育され、兵庫県から出荷された但馬牛であるかを確認されます。
歩留等級A・B級であること
歩留等級とは、一頭の牛から食肉として利用できる割合を出すもので、これがAかB級であることが審査基準の一つとなっています。
肉質が4級以上であること
脂質や霜降りの割合、色、筋繊維のきめ細やかさなどを評価され、これが4級以上である必要があります。
BMS値がNo.6以上であること
BMS値とは霜降りのランクを12段階に分けたもので、これがNo.6以上であることが重要です。
枝肉の重量規定を守っていること
雌牛であれば270kgから499.9kg、去勢した雄牛であれば300kgから499.9kgである必要があります。
神戸牛のおすすめの食べ方

神戸牛といえば鉄板焼きでステーキにして食べるイメージが強いですが、その他に「すき焼き」や「ローストビーフ」、「ビーフシチュー」などで食べるのもおすすめです。
さまざまな食べ方がありますので、兵庫県に訪れたら調理方法が異なる料理を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
兵庫県の観光スポット
ここからは、兵庫県の観光スポットを紹介していきます。
北野異人館街

北野異人館街は、神戸市中央区の北野町に位置する歴史的エリアで、明治時代末から大正時代にかけて建てられた洋館群が特徴です。
外国人居留地として栄えた神戸には、多くの外国人が移り住み、彼らの住宅として洋風建築が広がりました。
これらの建物は「異人館」と呼ばれ、異国情緒漂う景観が観光名所となっています。代表的な異人館には「風見鶏の館」や「萌黄の館」があり、当時の生活様式や建築様式をありのままに見ることができます。
南京町

南京町は、神戸市中央区に位置する中華街で、神戸港の開港とともに中国人が移住し、19世紀後半に形成されました。
約270メートル四方のエリアには100軒以上の中華料理店や雑貨店が立ち並び、異国情緒あふれる独特の雰囲気を楽しむことができます。
さらに正月や春節には、龍舞や爆竹などのイベントが行われ、県外からも多くの観光客が遊びに来ます。南京町は、神戸の多文化共生を象徴する場所として、地元住民にも親しまれている人気の観光スポットです。
神戸元町商店街

神戸元町商店街は、神戸市中央区に位置する歴史ある商店街で、全長約1.2キロメートルの敷地内には約300ものお店が入っています。明治時代に開業以来、地元の人々や観光客に親しまれています。
アーケード街なので、天候に関係なくショッピングを楽しめるのが特徴で、ファッションから雑貨、グルメなど老舗の店舗がたくさんあります。
ショッピングを楽しめるだけでなく、神戸ならではの洗練された雰囲気を感じることができ、神戸の文化と歴史に触れることができる観光スポットです。
兵庫県へのアクセス
東京から兵庫県へアクセスする場合には、飛行機がおすすめです。「羽田空港」から「神戸空港」までは約1時間10分でアクセスすることができます。
大阪から兵庫県へアクセスする場合には、新幹線がおすすめです。「新神戸駅」から「新大阪駅」までは、たったの12分でアクセスすることができます。
兵庫県の位置

まとめ
今回は、兵庫県のご当地B級グルメ「神戸牛」について紹介しました。
よく名前を聞く神戸牛ですが、審査基準について詳しく知らない人が多く、その厳格さに驚いたのではないでしょうか。
また、兵庫県には神戸牛以外にも魅力的な食べ物や観光スポットがたくさんありますので、ぜひみなさんも兵庫県へ遊びに行ってみてください!
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