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2024/10/14
青森で人気のご当地B級グルメ「八戸せんべい汁」を堪能しよう!

この記事の目次
十和田湖、奥入瀬渓流、温泉と、青森は見どころいっぱいの人気観光地です。
そして、青森と言えば実はB級グルメの宝庫でもあります。
その中で今回注目するのは「八戸せんべい汁」です!
八戸せんべい汁とは、青森で親しまれている郷土料理で、身も心も温まる鍋料理です。
ここからは、青森県民のソウルフードである八戸せんべい汁のルーツや特徴、魅力に迫ってみたいと思います。
八戸せんべい汁の特徴

青森県八戸市を代表する郷土料理「八戸せんべい汁」は、地元で長く親しまれてきた伝統的な鍋料理です。
鶏や豚のダシをベースとした醤油味のスープを使い、地元の野菜で煮込みます。
一般的な鍋料理との違いは、その名の通り、鍋の具としてせんべいを入れるところにあります。
せんべいといっても、通常のせんべいとは異なり、鍋用に開発された硬いせんべいを使い、少し煮込んでもドロドロにならないように工夫されています。
そうは言っても、せんべいを入れるタイミングは後の方で、スープをしっかりしみ込ませつつ、すこしサクッとした触感を残す絶妙な美味しさは、クセになる人続出です!
八戸せんべい汁は寒い時期にぴったりで、体を温め、家庭の味として広く愛されてきました。シンプルながらも深い味わいが楽しめるこの料理は、八戸の風土と食文化を象徴する一品です。
八戸せんべいとは?
八戸せんべい汁に使用される「八戸せんべい」、正式には「南部せんべい」と呼ばれるものは、東北地方特有の焼きせんべいです。
通常のせんべいは、塩や醤油で味付けされたものが多いですが、南部せんべいは無味の素朴なせんべいです。主に小麦粉と塩、水だけで作られ、直径10センチほどの円形に焼き上げられます。
このせんべいは硬く、パリッとした食感が特徴的ですが、八戸せんべい汁に入れると、スープを吸ってふっくらと柔らかくなり、独特のもちもちとした歯ごたえに変わります。
また、八戸では、ごまやピーナッツを混ぜ込んだバリエーションもあり、昔ながらのおやつとしても親しまれています。南部せんべいはそのままでも美味しいですが、せんべい汁にすることでさらに魅力が引き出されます。
八戸せんべい汁のルーツ
そもそも、鍋にせんべいを入れるという発想がとても斬新ですよね。
そんな八戸せんべい汁は、どのように誕生したのでしょうか。
せんべい汁のルーツは、江戸時代までさかのぼります。
天保の大飢饉の頃、凶作によって貧しい農民たちは米を食べることができなくなりました。
そんな中、八戸とその周辺の南部地方では、もともと稲作に不向きで米よりもそばや小麦の栽培が盛んだったため、小麦粉と塩と水だけで作れる煎餅を作り、そのまま食べたり、鍋の具として重宝されるようになったと言われています。
特に冬場には、少ない食材で栄養を補うために、肉や野菜、そしてせんべいを一緒に煮込む料理が家庭の中で広まっていったのです。この伝統的な家庭料理が現在の「八戸せんべい汁」の原型となり、八戸の郷土料理として愛されています。
八戸せんべい汁はB級グルメの元祖?
B-1グランプリ(ビーワン・グランプリ)は、安価で、気軽に食べられるB級グルメを愛する人にはお馴染みのイベントとして定着しつつありますが、実は第1回は2006年に、八戸せんべい汁研究所の企画プロデュースによって開催されました。
八戸せんべい汁研究所は、八戸せんべい汁を通じて八戸を全世界に紹介する活動をしている団体で、
現在まで11回開催されているB-1グランプリでは、常に上位の常連として名を連ねています。
ひとつの郷土料理、地元のソウルフードとして愛されてきた八戸せんべい汁の名を全国に知らしめた功績はとても大きいですよね!
ちなみに、青森はB級グルメの宝庫であり、せんべい汁以外にも「黒石つゆやきそば」や「十和田バラ焼き」などもB-1グランプリに出場して、上位に食い込んでいます。
青森県八戸市の観光地
八戸市は、豊かな自然と文化、そして新鮮な海の幸に恵まれた青森県南部の魅力的な観光地です。地元ならではの風景や食文化を体験できるスポットが数多く点在しています。そこで、八戸市のおすすめ観光スポットを3つご紹介します。
新鮮な海の恵みを朝市で堪能「八戸市営魚菜市場(はちのへしぎょさいこうりしじょう)」

八戸市営魚菜市場は、地元の食材を目当てに訪れる観光客にとって欠かせないスポットです。
ここでは、新鮮な魚介類や野菜、地元ならではの食材を豊富に取り揃えており、訪れる人は市場ならではの活気を感じながら買い物を楽しむことができます。
さらに、買ったばかりの新鮮な海産物をその場で調理してもらえる「朝ごはんセット」も大人気。地元漁師が早朝に水揚げした魚介類を使った豪華な朝食を堪能できます。
ウミネコの楽園と絶景のパノラマ「蕪島」

蕪島は、太平洋に浮かぶ神秘的な岬で、数万羽のウミネコが繁殖することで知られています。
春から夏にかけて、この鳥たちが空を舞う姿はまさに圧巻です。ウミネコたちの美しい姿を眺めながら、岬の頂上に位置する蕪嶋神社へ参拝し、縁結びや商売繁盛のご利益を求めてみてはいかがでしょうか。
自然と文化の融合を感じられるこの場所は、訪れる価値が十分にあります。
美しさに心奪われる絶景スポット「種差海岸」

種差海岸は、雄大な太平洋と青々と広がる芝生が美しく調和した絶景スポットです。
種差天然芝生地では、海の風を感じながらリラックスした時間を過ごすことができます。
また、遊歩道も整備されており、海岸線をゆっくりと散策しながら、自然の美しさに浸ることができます。四季折々の姿を見せるこの海岸は、訪れるたびに新しい発見をもたらしてくれる場所です。
青森へのアクセス
飛行機でのアクセス
青森空港へ国内外から直行便が運航されています。
三沢空港へ羽田・伊丹・丘珠空港から直行便が運航されています。
青森空港からはJRやバスを利用して青森市内へ移動することができます。
新幹線でのアクセス
東京駅から東北新幹線「はやぶさ」で新青森駅まで約3時間半で移動できます。
それ以外の地域からは飛行機移動がおすすめです。
高速バス
東京・仙台・盛岡より運航されています。
青森県八戸市の位置
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まとめ
今回は青森のB級グルメ、八戸せんべい汁のルーツや特徴にスポットをあててみました。
そのまま食べても素朴で美味しい南部せんべいですが、せんべい汁に入ったモチモチ触感もクセになる逸品です。青森へご旅行の際には、地元のソウルフードである八戸せんべい汁を、ぜひ召し上がってみてくださいね。
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