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2024/10/03
北海道のご当地B級グルメ「ザンギ」とは?特徴や歴史をご紹介

この記事の目次
おいしいグルメがたくさんある北海道。その中の一つにザンギがあります。
子どもから大人まで親しまれているザンギは、現地の食卓にもよく登場します。
今回はそんな北海道で人気のご当地料理「ザンギ」の特徴と由来、おいしい食べ方について解説します。
北海道のザンギとは?
ザンギは北海道で愛されている名物料理の一つです。一般的には鶏肉を使った揚げ物のことを言い、鶏のから揚げと比較して味がしっかりとついているのが特徴です。
家庭のおかずとしてもよく作られ、行事やイベントでも登場することの多いザンギ。北海道では骨付きと骨なしの2種類があり、最近は骨なしのザンギを提供するお店が多いそうです。
サクッとした衣とふっくらジューシーな鶏肉の味わいが最大の魅力で、飲食店のメニューはもちろん、お弁当やテイクアウトできる一品として重宝されています。
ザンギの由来と歴史
ザンギが生まれたのは昭和30年頃。
釧路市内の歓楽街にあった鶏料理店で、鶏一羽をぶつ切りにして唐揚げにしたのがはじまりと言われています。
また、中国料理では鶏の唐揚げのことを「炸鶏(ザーチー/ザーギー)」と呼び、それに運がつくようにと、間に「ン」を入れて「ザンギ」と呼ばれるようになったなど、さまざまな説があります。
ザンギの発祥は北海道の釧路市と言われており、物産展や祭りの露店でもよく登場します。
ザンギの作り方
ザンギは唐揚げの作り方にも似ていると言われますが、お店独自の仕込みや調味料の配合によって味わいが変化し、バリエーション豊かなおいしさが堪能できる一品です。
食べやすい大きさに切った鶏肉にしょうゆや酒、生姜、にんにくなどを入れて漬け込み、1時間以上をおいて、じっくりと味をしみ込ませるのが特徴です。下味をつけた鶏肉は、小麦粉や片栗粉をまんべんなくまぶして、きつね色になるまでカラッと揚げて完成です。
お店によっては油の温度を変えて2度揚げ、3度揚げしたり、衣に卵を加えてふんわりと仕上げたりする場合もあります。
ザンギのおいしい食べ方

大きいものはこぶし一つ分くらいもあるボリューム満点のザンギは、思わずかぶりつきたくなるおいしさで味わいも絶品。発祥店ではスパイシーな特製ソース(ザンタレ)につけていただきます。
お酒のおつまみにはレモンを絞っていただいてもおいしく、お店によって甘めのソースにこしょうを加えたものやしょうゆベースのタレ、塩ダレ、タルタルソース、チーズのほかに、鶏以外の「くじらザンギ」や「たこザンギ」も人気です。鶏もも肉や鶏むね肉、手羽先など、数種類のザンギを盛りつけた贅沢なランチメニューもあるので、北海道に行ったらぜひお気に入りの一品を見つけてみてください。
テイクアウトする場合は、トースターやオーブンで2分程度加熱すると、サクサクの衣が復活しますよ。
北海道釧路市の観光スポット
ザンギを食べた後は一緒に観光も楽しみませんか?
北海道の東部に位置する釧路市は、港町として栄え、海産物もおいしい地域です。「釧路湿原」と「阿寒摩周」の2つの国立公園があり、特別記念物の「タンチョウ」や「阿寒湖のマリモ」など、貴重な動植物に出会えます。
釧路の魅力がたっぷりつまった、おすすめ観光スポットをピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。
「釧路湿原」

釧路湿原は28,788haの面積を誇り、日本最大と言われる湿原です。
ラムサール条約に登録されており、独自の生態系が見られる貴重なスポットです。特別天然記念物の「タンチョウ」をはじめ、キタサンショウウオ、イトウ、エゾカオジロトンボなどの絶滅危機に近い動物を確認できるのが大きな特徴です。釧路市湿原展望台には1周約2.5kmの遊歩道があり、車いすやベビーカーでの来訪も可能。
展望台の屋上からは生命力あふれる緑の湿原と釧路の街の大パノラマが広がり、自然の雄大さをひしひしと感じられる眺望です。
「阿寒湖アイヌコタン」

コタンはアイヌ語で「集落」を意味する言葉。
阿寒湖アイヌコタンには今でもアイヌ民族の方々が暮らしています。ユネスコ無形文化遺産にも登録されたアイヌ古式舞踊がみられる「イコㇿ(阿寒湖アイヌシアター)」や、アイヌの生活用具・民族民具が展示されている「アイヌ生活記念館オンネチセ」などの施設があります。
アイヌの方の暮らしや文化がアイヌ文化をたっぷりと満喫でき、お土産店では伝統工芸品の購入、本格的なアイヌ料理が楽しめます。
「釧路市丹頂鶴自然公園」

釧路市丹頂鶴自然公園は、1970年に世界で初めてタンチョウの人工ふ化に成功した、世界でも希少な丹頂鶴の自然公園です。
自然に近い状態で飼育されたタンチョウを観察できるほか、4〜6月にはヒナが誕生することもあり、タンチョウの貴重な子育ての様子を観察できます。12~4月には野生のタンチョウも飛来し、鳴き合う姿や羽を広げてたわむれる様子を写真に撮りたくなるかわいさです。
たんちょう釧路空港から車で約10分の距離にある好立地で、レンタカーでの移動もおすすめです。
北海道へのアクセス
広大な北の大地、北海道への移動は、はじめに目的地に近い空港へ行くのがおすすめです。
北海道には10を超える空港があり、到着後に新幹線や車に乗って移動が可能です。羽田空港からたんちょう釧路空港までは約1時間半、札幌からは電車で4時間ほどで到着します。
旅のプランに合わせて移動のバリエーションが広がり、周りの景色も楽しみながら回れるのが北海道旅行の魅力の一つ。ザンギとともに楽しい北海道観光を満喫してください。
北海道釧路市の位置

まとめ
今回は北海道のご当地グルメ「ザンギ」について紹介しました。
食べ応え抜群のジューシーな揚げ鶏に特製のソースや好みの調味料をかけるなど、自在なアレンジで食べられるザンギは、北海道の食卓に欠かせない心温まる一品です。
居酒屋や専門店のこだわりの一品をぜひ召し上がってみてください。
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