2023/11/10

日本の隠れたご当地B級グルメをご紹介!

旅行先でのランチや小腹がすいたときに食べたい「ご当地グルメ」。日本には、地元の人々に愛されるB級グルメやその土地でしか食べられない郷土料理など、まだまだ知らない隠れグルメがたくさんあります。

この記事では、日本全国の隠れたご当地グルメをご紹介します。気軽に食べやすいB級グルメも紹介しているので、ぜひ最後までお楽しみください。

日本の隠れたご当地グルメとその特徴

ここからは、日本の隠れたご当地グルメとその特徴についてご紹介します。

札幌スープカレー 北海道

近年、札幌のソウルフードとして定着しているスープカレー。サラッと食べられるスパイスの効いたカレースープと、ごろごろとした彩り野菜や海鮮、お肉などがのっている見た目の華やかさも大きな特徴です。

味噌カレー牛乳ラーメン 青森県

味噌をベースにカレー粉や牛乳を絶妙なバランスで合わせた、味噌カレー牛乳ラーメン。もやしやメンマ、わかめ、バターをのせていただきます。

コシのある中太ちぢれ麺と味噌や牛乳のまろやかさ、カレーやバターの風味などがぴったりと合い、この新感覚の味わいにはまってしまう方も多いのだとか。

仙台マーボー焼きそば 宮城県 

仙台を中心としたご当地焼きそばとして人気の、仙台マーボー焼きそば。もともとある中華料理店でまかない料理として提供されたのが始まりだそう。

パンチのある辛さや辛味をおさえたマイルドなあんなど、お店によって違いがあり、とろっとしたマーボー豆腐とコシのある焼きそばがよく絡み、思わずやみつきになるおいしさです。

冷やし肉そば 山形県

山形県河北町の名物といえば、冷やし肉そば。コシの強い田舎そばに、コク深い鶏だしのスープをかけた、季節を問わず食べられている逸品です。
親鳥のチャーシューやねぎがのっているのが特徴で、地元の方々にも広く愛されています。

素朴な見た目ではありますが、また食べたくなるような奥深さをもった冷やしそばです。

月島もんじゃ 東京都

下町グルメとして親しまれてきた月島もんじゃ。
小麦粉やだし、ソースを混ぜて生地を作り、キャベツやいか、あげ玉、桜えびなどの好みの具材をのせて作ります。キャベツは粗めの短冊切りにするのが特徴で、へらで具を細かく切りながら炒めます。

こうすることで、キャベツの甘みも出てくるのだとか。少し焦がしたもんじゃを小さなはがしでつついていただくと格別のおいしさです。

行田ゼリーフライ 埼玉県

ゼリーという名前がついていますが、その由来は小判型の「銭フライ」の「銭」の部分が変化して、「ゼリーフライ」になったからだと言われています。

じゃがいもやねぎ、にんじん、おからがたっぷりと入った衣のついていないコロッケのような一品で、コク深いソースの味つけや香りがよく、もちもちとした食感で子どもから大人まで人気のソウルフードになっています。

スタミナラーメン 茨城県

レバーやキャベツ、かぼちゃ、にんじん、にらなどのたっぷりの具材が入った、しょうゆベースの甘辛あんをのせた、茨城のご当地ラーメンです。
甘辛くコクのあんが麺によく絡み、お箸が止まらなくなるおいしさですよ。

濃いめの醤油と唐辛子の辛味、素揚げされた緑黄色野菜の彩りが映える、奥深い味わいの一品です。

別府もつ煮 山梨県

鶏の砂肝やハツ、レバー、きんかん(生まれる前のたまご)に濃厚な甘辛い醤油ダレを入れて照り煮にした、甲府独特の料理です。

コリコリとした砂肝や歯ごたえのあるハツ、レバーやきんかん特有の食感が楽しめ、コクのあるタレと鶏の旨みがぎゅっと詰まった一品です。

駒ヶ根ソースカツ丼  長野県  

ごはんの上に千切りキャベツと肉厚なカツをのせた、駒ヶ根ソースカツ丼。シャキシャキのキャベツとコクのある甘めの秘伝ソースが相性抜群です。

昭和初期から駒ヶ根市内で提供されていた丼で、現地ではカツ丼といえば、このソースカツ丼を指すそうですよ。

三条カレーラーメン 新潟県 

70年以上の歴史を持つ、三条カレーラーメン。金物のまちとして栄えた鍛冶職人たちの活力源としても人気だった一品です。

スープがカレー風味になっているものやラーメンの上にカレーをのせたものなど、お店によって違った味わいが楽しめます。

ハントンライス 石川県

ごはんの上に薄焼き卵と白身魚やエビフライなどをのせて、タルタルソース、ケチャップをかけた金沢のご当地グルメです。

「ハントン」はハンガリーの「ハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」を組み合わせた言葉で、ハンガリーの家庭料理をベースに創作したのではないかと言われています。

富士つけナポリタン 静岡県

トマトスープをベースに鶏がら・ブイヨンだし、2つのスープを掛け合わせたつけ麺風のナポリタンです。

麺はもちもちの太麺やパスタ、中華めんなど、各店舗によってさまざま。香りのよい桜エビ、鶏チャーシュー、マッシュルーム、とろーりチーズなどを加えて、具だくさんなまろやかな味わいになっています。

小倉トースト 愛知県 

バタートーストに小倉あんをのせた小倉トーストは、愛知県民が大好きなおやつの一つです。
焼きたてのトーストにバターと甘い小倉あんが相性ぴったり。

大正時代のある喫茶店で、学生がぜんざいにバタートーストを浸して食べたのが、誕生のヒントになったのではないかと言われています。

串カツ 大阪府

お肉や野菜、魚介類など、バラエティ豊かな食材にサクサクの衣をまとわせた、串カツ。発祥は大阪の新世界と言われ、本場で楽しむ串カツは、その種類の多さにも驚きます。

リーズナブルな価格で、好きな食材を選んで楽しめるのも串カツの魅力です。

衣笠丼 京都府

お揚げとねぎが入ったふんわり卵をごはんにのせた、京都発祥の丼です。短冊切りにしたお揚げから甘辛いジューシーなだしが沁みだし、ごはんや卵を包みます。

京都風のやさしい味つけがどこかほっとするおいしさです。

天理ラーメン 奈良県

たっぷりの白菜と豚肉を豆板醤(または辣醤)やニンニクの効いた醤油スープで煮込む、天理ラーメン。

醤やニンニクを炒めてから煮ることで香ばしさが加わり、食材の旨みや濃厚さを引き立つおいしさです。ボリュームも満点ですよ。

そばめし 兵庫県

神戸発祥のご当地グルメ「そばめし」。
焼きそばの麺を細かく刻んで、ごはんと炒めて作ります。神戸のお好み焼き店では、必ずと言っていいほどメニューにのっている定番料理でもあります。

発祥地の新長田ではどろっとした濃厚な辛口ソースをかけることで、やみつきになる味わいが楽しめます。

ホルモン天ぷら 広島県

広島で人気のB級グルメであるホルモン天ぷらは、じゅわっとしみ渡るような旨みのホルモンを天ぷらにした料理です。

サクサクの衣とコリコリとした食感が心地よく、酢醤油や粉唐辛子をつけていただくのがおすすめです。

異なる部位の歯ごたえもぜひ味わってみてくださいね。

えびめし 岡山県

「黒いピラフ」とも例えられる、岡山のご当地グルメのえびめしは、カラメルソースやケチャップ、カレー粉などのスパイスを効かせて作る焼飯です。

香ばしさと甘辛い味つけがクセになり、錦糸卵とパセリ、えびをのせると華やかば彩りになります。

瓦そば 山口県

大きな瓦の上に茶そばと甘く煮つけた牛肉、錦糸卵を盛りつけたインパクトのある見た目の瓦そば。温かい濃いめのつゆにつけながらいただきます。

下に行くほどカリカリとしたそばの香ばしさが加わり、レモンやもみじおろしなどの薬味を入れると、さっぱりとした味の変化が楽しめます。

うつぼのたたき 高知県

たたき料理が浸透している高知県では、うつぼのたたきも隠れたご当地グルメの一つ。あっさりとした肉質と皮下の濃厚な旨みがクセになるおいしさです。

爽やかなポン酢や玉ねぎ、ニンニクの葉をのせて食べるのがおすすめですよ。

今治焼豚玉子飯 愛媛県

焼豚に目玉焼きを豪快にのせた、「旨い・安い・ボリュームがある」の3拍子を兼ね備えた、今治市のソウルフードです。

特製のしょうゆダレをかけた半熟の目玉焼きをくずして焼豚とからめると、絶品のおいしさ。B-1グランプリでも優勝した40年以上愛される一品です。

門司港焼きカレー 福岡県

半世紀ほどの歴史を持つ門司港焼きカレーは、スパイスが香るカレーととろーりチーズ、半熟卵をのせてオーブンで焼いた逸品です。

ピリ辛なカレーとまろやかなチーズ、卵を合わせることで味わいがマイルドになり、カレーのおいしさをより引き立たせてくれます。

佐世保バーガー 長崎県

ぱくっとかぶりつきたくなる、佐世保バーガー。戦後米軍基地の拠点となったこの地ではアメリカの文化が流れ、当時アメリカで食べられていたハンバーガーに独自のアレンジを加えて作られた一品です。

フレッシュな野菜とお店オリジナルの特製ソースをかけるのが特徴で、お店ごとに個性豊かなメニューが楽しめます。

タコライス 沖縄県

沖縄のソウルフード「タコライス」。一見、海外の料理かと思いきや、タコスとライスをかけ合わせて、味つけしたひき肉(タコミート)とレタス、トマトやチーズをのせた沖縄料理です。

1980年代に米軍の兵士に向けて「安くてお腹いっぱいになれるものを」と、当時沖縄に持ち込まれていたメキシコ料理のタコスをアレンジして作られた料理と言われています。

まとめ

今回は日本の隠れたご当地グルメをご紹介しました。

食材や味つけに工夫を凝らした地域色豊かなご当地グルメの数々はまだまだあります。そこでしか食べられないご当地グルメを知っておくと、旅行先での楽しみ方の幅も広がりますよ。

あなたの身近でも、隠れたご当地グルメのお店をぜひ探してみてはいかがでしょうか。