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2023/12/22
鹿児島のご当地スイーツ「白くま」 とは?特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
全国的にも有名な白くまは、鹿児島県発祥のご当地スイーツです。コンビニやスーパーでは、アイスバーやカップアイスが販売されていますが、本場の鹿児島の白くまは別物です。
白くまは、鹿児島を中心とした南九州の夏の風物詩として、子どもから大人まで幅広く親しまれています。
そんな白くまの特徴と歴史について探っていきましょう。
白くまの特徴
白くまとは、削った氷に練乳をかけ、その上にレーズンやチェリーなどの果物をトッピングしたかき氷です。かき氷ですが、フルーツがトッピングされていてボリュームがあるので、食べ応えもあります。
ふわっとした氷の食感と、手作りの練乳が特徴的です。練乳といっても、甘ったるい感じがなく、パクパク食べられます。特にオリジナルの練乳がイチオシで、ハマってしまうおいしさです。
鹿児島には、喫茶店の数だけ白くまがあるといわれるほど、さまざまな種類があります。好みやその日の気分によって選べるのも魅力的です。鹿児島の名物として一年中販売されている白くまは、観光客の方にも大人気のスイーツです。
名前の由来は、トッピング後に上から見ると白熊に似ていたことから、見た目のとおり「白くま」と名付けたといわれています。
レーズンで白くまの目をつくり、チェリーで鼻をつくるのが定番です。耳には、カットしたパインや小さめのクッキーが使われます。
白くまといっても、お店によって見た目が違います。立体的で本格的な白くまや、ちょっとまぬけな感じの白くまなど、どのお店も個性的です。食べる前に、白くまの表情も楽しんでみてください。
白くまの歴史
白くまの誕生については諸説あります。その一つは、天文館むじゃきの創設者である久保武さんが昭和22年に考案した説です。白くまが販売され始めたのは昭和24年ごろです。
当時の白くまは、白蜜と赤蜜をかけたシンプルなみぞれ味のかき氷でした。その後、いちごにミルクをかけてみるとおいしかったことから、氷に練乳をかけたそうです。ですが、練乳だと甘すぎたため、改良を重ね、独特のさっぱりしたミルク風味のシロップを完成させました。
そして、かき氷の中にはサイコロ型の果物や十六寸(とろくすん)豆を入れ、レーズンやチェリー、アンゼリカをトッピングし、現在の白くまのベースができあがりました。
元祖白くまといえば天文館むじゃきといわれるほどです。天文館むじゃきは、鹿児島駅からも近く、多くの方が訪れています。天文館むじゃきでは、ストロベリー味やチョコレート味、抹茶味などバラエティーに富んだ白くまが販売されています。プリンがトッピングされている白くまもあります。
白くまだけじゃない鹿児島スイーツ
鹿児島のご当地スイーツといえば、白くまが定番です。ですが、白くま以外にも、さまざまな色の「くま」が人気を得ています。特徴的な3色の「くま」を紹介します。どれも食べたくなるものばかりです。
黄ぐま

黄ぐまは、マンゴー味のかき氷です。イメージは、台湾のかき氷に似ていますね。ふわふわの氷に、たっぷりかけられたマンゴーソースがしみ込んでいてたまりません。もちろんマンゴーの果肉もゴロゴロと入っています。黄色いフルーツの仲間のバナナも入っています。
赤ぐま

赤ぐまは、ドラゴンフルーツ味のかき氷です。甘酸っぱくさっぱりとした味わいを楽しめます。パインやメロンがトッピングされていて、さらに一番上にはバニラアイスクリームがのっています。南国の鹿児島っぽいリゾート感満載の見た目です。
黒くま

黒くまと呼ばれているかき氷は、2種類あります。一つ目はコーヒー味のかき氷です。練乳にコーヒーのほろ苦さが加わり、あっさりとした味わいです。かき氷の中にはコーヒーゼリーが入っています。コーヒー好きにはうれしい一品です。もう一つは、黒蜜味のかき氷です。黒蜜ときな粉という間違いない組み合わせの和スイーツです。
鹿児島に来たら立ち寄りたい桜島

季節や時間、眺める場所によってさまざまな表情を見せる桜島。今でも活動を続ける活火山として世界的に有名な桜島は、鹿児島で人気の観光スポットです。
錦江湾に浮かぶ桜島は、鹿児島のシンボルとされています。高さは、1,117ⅿ(北岳・御岳)あり、面積は約80km²、周囲は約52kmです。北岳と南岳の2つの火山が合体しているので、鹿児島市街地からは横長に見えます。
約26,000年前に誕生した桜島は、噴火を繰り返してきました。そんな桜島ですが、縄文時代から人々は生活していたそうです。
大噴火や土石流など、火山の災害を受けながらも桜島に住み続ける理由は、火山がもたらしてくれる恵みがあるからです。桜島大根や桜島小みかんなどおいしい食べ物、日々の疲れを癒してくれる温泉、山や集落の美しい景観は、火山の恵みといえます。
噴煙を上げ続ける桜島の姿には、多くの方々が魅了されています。日本だけではなく、海外からも観光客が訪れるほどです。溶岩原や展望スポットでは、日常とかけ離れた景色を楽しめます。
鹿児島へのアクセス方法
本場の白くまが食べたくなったら、ぜひ鹿児島へ。鹿児島へのアクセス方法はさまざまです。ほとんどの方は、JRや飛行機を利用されます。
全国の主要都市から鹿児島までの所要時間を紹介します。所要時間は、季節や天気などによって変わります。
【JRでのアクセス】
・新大阪から約3時間50分
・岡山から約3時間
・広島から約2時間20分
・博多から約1時間15分
・熊本から約50分
【飛行機でのアクセス】
・羽田空港から約2時間
・中部国際から約1時間20分
・伊丹空港から約1時間10分
・福岡空港から約45分
・沖縄空港から約1時間20分
JRや飛行機以外にも、高速バスやフェリーで向かう方法もあります。車でゆっくりドライブを楽しみながら鹿児島に向かうのもおすすめです。
鹿児島県の位置

まとめ
カラフルなフルーツで彩られた白くまは、見た目はもちろん味も楽しめます。お店によって氷の味やトッピングの仕方が違うので、食べ比べしたくなるスイーツです。
鹿児島に訪れた際は、白くまをぜひ食べてみてくださいね。
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