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2024/01/17
横浜のご当地B級グルメ「サンマーメン」とは?特徴や歴史を紹介

この記事の目次
横浜といえば、おいしいグルメの宝庫ですよね。中でも神奈川県内で広く食べられている「サンマーメン」は、多くの中華料理店でメニューとして取り入れられ、日常的に親しまれている料理です。
今回はそんな横浜発祥のサンマーメンについて、特徴や味、歴史、おいしい食べ方についてご紹介します。
横浜のご当地グルメ「サンマーメン」とは?
サンマーメンはとろみをつけた野菜入りのあんを、麺の上にたっぷりとのせた、横浜発祥のご当地グルメです。お肉や数種類の野菜が入っているため、ボリューム感があり、野菜入りのあんと旨みたっぷりのスープが食欲をそそる一品です。
使う具材や味つけに大きな決まりはありませんが、定番となっているのはもやし、白菜、豚肉などの具材です。
お店によって、人参やきくらげ、たけのこ、葉物野菜を使うこともあります。味つけはしょうゆ味や塩味など、お店それぞれの多彩な味つけがあります。
横浜市内では高級料理店から身近な大衆食堂において、さまざまな味つけのサンマーメンが提供されており、ふらっと立ち寄って気軽に食べられるのが特徴です。そんな横浜のソウルフードとも言える「サンマーメン」は、いったいどのようにして誕生したのでしょうか?
サンマーメンの歴史や由来

サンマーメンの由来や漢字については諸説ありますが、一説によると漢字で「生馬麺」と書くとのこと。
生(サン)は「新鮮な・シャキシャキとした食感」という意味で、馬(マー)には「上にのせる」という意味があります。つまり、サンマーメンには「新鮮でシャキシャキとした具材を麺の上にのせる」という意味が込められているのですね。
そんなサンマーメンの発祥は、昭和20年代の中華料理店にあるといわれています。横浜の中華街では戦前、とろみをつけた肉そば(ルース―麺)がよく食べられていたそうです。しかし、高価な値段だったため、料理人のまかないとして野菜を使ったサンマーメンが作られたのだとか。
当時はしょうゆ味のラーメンに、お肉やもやし、白菜などを炒めてあんでとじた簡単なものだったそうですが、ボリュームがあり、冷めにくいことから人気となり、市内の中華料理店で少しずつメニューに取り入れられていったそうです。
最近では、サンマーメンを主力とするお店も多くなり、横浜市民にとっては慣れ親しんだ故郷の味になっています。
サンマーメンの作り方
サンマーメンの作り方は、いたってシンプルです。温めたフライパンに豚肉を入れて炒め、続いて、もやしと白菜、きくらげなどを入れて炒めます。
シャキシャキとした野菜の食感を活かした料理なので、強火でさっと炒めるのがポイントです。火が通ったら、しょうゆや中華スープ、ごま油などで味を整え、仕上げに片栗粉でとろみをつけて、ラーメンの上にたっぷりの野菜あんをかけてできあがりです。
そのときにある旬の食材や身近なもやしを入れて作れるので、おうちでもぜひ試してみてくださいね。
サンマーメンのおいしい食べ方とその魅力
とろっとしたあんが麺にからみ、シャキシャキとした食感がたまらないサンマーメン。具材の奥深い味わいがスープにもなじんで、最後の一口が名残惜しくなるおいしさです。
そんな魅力あふれるサンマーメンは、ちょっとだけ味に変化をつけても楽しめます。
例えば、こしょうをかけるとスパイシーな辛みが引き立ち、やさしい味わいのサンマーメンに辛みのアクセントが加わります。また、途中でお酢を加えると、とろっとしたあんに爽やかな酸味がプラスされ、食欲をそそる味わいに変化します。
辛い味つけがお好きな方は、ラー油を入れてコクや香りを楽しむのもおすすめですよ。
横浜周辺の観光スポット

ここからは、横浜周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。横浜といえば、たくさんの観光スポットがありますね。今回はサンマーメンを提供しているお店が多い、桜木町や元町・中華街駅周辺のスポットをご紹介します。
桜木町駅から徒歩15分のところにある「横浜赤レンガ倉庫」は、季節を問わずおすすめしたい観光スポットです。
明治時代末期から大正時代にかけて、国の模範倉庫として建設された赤レンガ倉庫は、ショッピングやグルメ、イベントなどが楽しめます。
外には大きな広場があり、季節に応じてさまざまなイベントが行われています。春にはストロベリーフェスティバル、冬にはクリスマスマーケットとアイススケートリンクが設置され、観光の思い出にもぴったりですよ。横浜らしいお土産に出会えるのもポイントです。
もう一つのおすすめしたいのが、元町・中華街駅から歩いて行ける「山下公園」です。
ここは、関東大震災の後に市内のがれきを埋め立てて作った、復興を象徴する臨海公園です。1930年に開園し、美しい海辺の景色や港を行き交う船の眺めが、爽やかな気持ちにさせてくれます。
また、横浜屈指のバラの名所でもあり、春と秋には約160種類、1900株のバラが咲き誇ります。
ほかにも、6つの大陸へとのびる道をイメージした世界の広場や、バルセロナのグエル公園を思わせる大階段など、写真スポットとしても楽しめる公園です。
食後のお散歩にいかがでしょうか?
横浜市へのアクセス
ここからは、横浜市へのアクセスについてご紹介します。首都圏から横浜駅までは約30分と好アクセスです。
電車で向かう場合は、JR東海道線や横須賀線、京浜東北線、湘南新宿ラインを利用すると便利です。渋谷駅からは東急東横線を利用して、元町中華街駅まで約40分の道のりです。
また、横浜市内へは全国各地から高速バスを利用して来ることもできます。発着所となるのは、横浜駅東口にある「横浜シティ・エア・ターミナル」。手ごろな価格で旅行気分を楽しみながら向かえるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
神奈川県横浜市の位置
まとめ
今回は横浜のご当地グルメ、サンマーメンをご紹介しました。
料理人のまかないから生まれたサンマーメンは、シャキシャキとした食感ととろみのあるあんが、麺やスープと相性抜群。
大人から子どもまで食べやすく、飽きの来ないおいしさが魅力ですよ。横浜で長く愛されるご当地グルメを、ぜひ召し上がってみてくださいね。
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