秋田県

2024/01/30

【秋田県】男鹿市のご当地B級グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」について【アクセスと観光情報も】

日本全国には横手やきそばのような「焼きそば」にまつわるご当地B級グルメがいくつかあります。

その中の1つである秋田県男鹿市のご当地B級グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」は、B-1グランプリ常連の有名なグルメです。

今日は、そんな男鹿しょっつる焼きそばはどのようなグルメなのか、誕生秘話、そして男鹿市のアクセスや観光地などの情報について解説します。

B級グルメファンだけでなく食べることが好きな人にも必見の内容になっています!

秋田県男鹿市のご当地B級グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」とは

同じ秋田県横手市には横手やきそばがあります。

こちらは非常に知名度があり、以前の記事でもご紹介しましたが、今日取り上げる「男鹿しょっつる焼きそば」はナマハゲの郷、男鹿市がもっと多くの観光客に来てもらうと開発した自慢のご当地B級グルメです。

「焼きそば」とはいっても、これは海鮮焼きそばで、日本三大魚醤の1つハタハタの魚醤「しょっつる」の旨みがポイントです。

魚醤は魚と塩を一緒に漬け込み発酵させた調味料で、濃厚な旨味が特長的です。

海外ではタイのナンプラー 、イタリアチェターラのガルムなどが知られています。

男鹿のしょっつるは、伝統を大切にしハタハタと天日塩だけで作られているのでこれぞ白身魚!という上品な味わいがあります。

ハタハタという魚は普段あまり聞き慣れないものですが、「魚」へんに「神」で「鰰」と書く深海魚であり、寒い12月上旬に雷とともに産卵を目的に沿岸に押し寄せてくる神秘的な魚として知られています。

秋田県男鹿市のご当地B級グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」の具材

秋田県男鹿市のご当地B級グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」は、海鮮焼きそばとご紹介しましたが、イカ、えび、タコ、貝類、海苔などの魚貝類が中心になっています。

一部ハムやベーコンを使いますが、それ以外のお肉類は一切なくて、通常の焼きそばとは大きく異なります。

魚介類ですので豊富なタンパク質はもちろん、オメガ3脂肪酸のような体に良い良質な脂質を摂取できるのも嬉しいです。

水や調味料を加えなく、3年間もの間じっくり煮込む自然発酵の旨味はまさに絶品です。

秋田県男鹿市のご当地B級グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」のルール

男鹿市が誇る男鹿しょっつる焼きそばを名乗るのには、いくつかのルール要件を満たす必要があります。

それが、

1.タレは日本三大魚醤の一つ秋田名物しょっつるベースの塩味としょうゆ味
2.麺は粉末ワカメと昆布ダシ入りの特製麺
3.具材に肉を使わない海鮮焼きそば

この3つであり、細かい部分は取り扱い店舗により個性を出せるのでいろんな男鹿しょっつる焼きそばを堪能できるのも興味深い点です。

また、男鹿市には市をPRするための「男鹿のやきそばを広める会」という街おこし団体があり、日々進化と成長を続ける男鹿しょっつる焼きそばから目が離せません。

市内の飲食店や製造業者だけでなく地元住民の人も参加している団体です。

男鹿市の特長やアクセスについて

男鹿市は、秋田県西部に位置する市で、男鹿半島の大半を占めます。

3方を日本海に囲まれており、日本海に突き出した独特の地形と気候によって築かれてきた景観美が魅力で、山や海、湖など多種多様な自然を体感できることから国定公園の指定を受けています。

知っている人はいるであろう男鹿半島は昔から「なまはげ」の郷であり、街を歩けばその歴史や伝統を肌で感じられます。

秋田県、東北ということから冬の時期は非常に寒さが厳しいものですが、実は内陸部と比べると雪自体はそう多くなく、過ごしやすい気候でもあります。

男鹿市の人口は2万人少しと小さな街であり、3万人ほどの潟上市、山本郡などに隣接しています。

そんな男鹿市へは秋田市からは電車で1時間ほどの場所にあり、東京からも新幹線で秋田駅まで4時間ほど、仙台からも同駅まで2時間半ほどで、そこから男鹿市内へは約1時間ですので決して遠くはありません。

新幹線自体東京ー秋田間は1日に15往復程度出ていますので、利便性は高いでしょう。

その他、飛行機でも全国から来られます。東京羽田から秋田空港までは約1時間5分、札幌新千歳からは約55分、大阪伊丹からも1時間20分ほどです。

秋田空港から男鹿市へは「秋田エアポートライナー」という乗合タクシーがあったり、秋田空港ーJR、秋田駅ーJR男鹿駅と乗り継いでも来られます。

男鹿市の観光地について

最後に、男鹿市の観光地についてご紹介します。

まず外せないのはやはり「なまはげ館」でしょう。展示場だけでなくなまはげの実演を見ることができ、映像ではわからないなまはげのリアルが体験できます。

なまはげの伝説がなぜここ男鹿市に残るのかなど、なまはげに関する多くのことを学べます。秋田杉を使った内装も非常に雰囲気があります。

そして、男鹿半島最北端にある「入道崎 」という岬もおすすめスポットです。
非常に広い敷地を誇っており、どこから見ても綺麗な日本海が一望できます。
芝生がありますので、暖かい季節になればここでゆったりするのも最高のひとときでしょう。

また、子どもにも人気がある「ゴジラ岩」も男鹿市のシンボル的存在です。

男鹿半島の南端の潮瀬崎にある奇岩で、ゴジラの形をしていることから平成7年にゴジラ岩と名付けられました。

約3000万年前に火山の噴火によってできた火山礫凝灰岩であり、時間とともにこのような奇跡的な形を作り上げたのです。

夕陽と夕焼け雲で作られる「火を噴くゴジラ」もあり、多くの観光客で賑わうようです。

秋田県男鹿市の位置

まとめ

今日は、秋田県男鹿市のご当地B級グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」について解説しました。

ぜひ秋田観光を兼ねて、この男鹿しょっつる焼きそばを食べに訪れてみてくださいね。

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