福岡県

2024/04/25

福岡のご当地B級グルメ「ごまさば」とは?特徴や歴史を紹介

福岡県の郷土料理の一つ「ごまさば」。

名前だけを聞くと、どんな料理なのかイメージがつきにくいかもあるかもしれませんが、実は言わずと知れた地元で人気の一品。お酒のおつまみにも親しまれているメニューなんです。

今回はそんな福岡のご当地料理「ごまさば」の魅力についてご紹介します。

福岡のご当地グルメ「ごまさば」とは?

福岡の郷土料理「ごまさば」は、さばの刺身にしょうゆやごま、みりんなどを加えて和えた一品です。お好みでおろししょうがやわさび、のり、刻みねぎなどのせ、お茶漬けにするなど、その食べ方はバラエティーに富んでいます。

一般的に「さば」といえば、加熱して食べることの多い魚ですが、九州の北西部に位置する玄界灘では新鮮なさばがとれ、お刺身でも味わうことができます。また、郷土料理の「ごまさば」に使われるのは「真さば」。

さばには「ごまさば」という種類のさばもいますが、こちらは身がやわらかく、郷土料理の「ごまさば」にはあまり使わないのだそうです。また、真さばは海水の温度が下がってくる晩秋から2月にかけて旬を迎え、この時期は脂ものっていて、よりおいしく召し上がれます。

ごまさばの発祥と歴史

ごまさばの発祥については、今もはっきりとはわかっていませんが、一説によると、新鮮なさばが手に入る福岡県では、もともと漁師料理で加熱していないさばが食べられていたそうです。当時は「ごまさば」という料理名はついておらず、一般の家庭で手に入りやすくなったしょうゆを使って、さまざまな食べ方がされるようになったそう。

また、昭和63年には西九州自動車道が整備され、交通の便が良くなったことで、近隣の長崎からも新鮮なさばが届くようになります。そして、市内のお店に福岡や長崎のさばが出回るようになり、少しずつ飲食店のメニューや家庭料理として「ごまさば」が広まっていったと言われています。

このように、もともと漁師料理として食べられていた「ごまさば」ですが、時代が進むにつれて交通の便がよくなったことや、一般の家庭でさばが手に取りやすくなったことなど、さまざまな要因が絡んでいるのかもしれませんね。

ごまさばの作り方

郷土料理の「ごまさば」は家庭でも食べられている一品です。

その作り方はとっても簡単。通常よりも少し薄めに切ったさばの刺身に、すりごま、しょうゆ、みりんなどを加えてできあがり。少し時間を置いてからいただいても味がなじんでおいしいです。

お好みでわさびやおろししょうがを加えると、よりいっそう風味豊かに仕上がります。濃厚なさばの旨みに甘めのしょうゆがよく合い、ごはんがどんどん進みますよ。福岡でしか食べられない、地元の味をぜひ召し上がってみてください。

ごまさばのおいしさと魅力 

今やれっきとした福岡名物になっている「ごまさば」。

市内の居酒屋では定番のメニューとして親しまれています。また、新鮮なさばを使うため、引き締まった身のぷりぷりとした食感が味わえ、噛むごとに旨みが感じられます。

味つけがさばに絡むように、身をそぎ切りにしたり、タレの作り方や和え方を工夫したりと、作り手の細やかな工夫や配慮が表れる「ごまさば」は、薬味と一緒にごはんにのせたり、お酒のおつまみにしたりと、さまざまな食べ方で楽しんでくださいね。

福岡市の観光スポット

ここからは、福岡市のおすすめスポットをご紹介します。

九州の玄関口である福岡市は日本の大都市の一つにも数えられ、空港から中心街までは地下鉄で11分。便利な“コンパクトシティ”としても名高い福岡には、魅力的なスポットがたくさんあります。今回はその一部をご紹介します。

記念写真や花めぐりにもおすすめ「太宰府天満宮」

太宰府天満宮は学問の神様として知られる、菅原道真公が祀られている神社で、1100年以上の歴史があります。

本殿は国の重要文化財にも指定されており、「心字池」にかかる「太鼓橋」や鮮やかな朱塗りの楼門は、写真スポットとして人気です。また、境内にある御神牛(ごしんぎゅう)は頭をなでると知恵がつくと言われ、道真公が丑年であることからも、境内には牛の像が多く見られます。

また、1月下旬から3月上旬にかけては梅、4月には藤の花、6月には花菖蒲(はなしょうぶ)など、境内には色とりどりの花が咲き、花めぐりにもおすすめです。ちなみに道真公がこよなく愛したといわれる梅のマークが、太宰府天満宮のシンボルのような存在になっていますよ。

福岡の新スポット「SHIP’S GARDEN」

那珂川のちょうど分流点に位置する「水上公園」。
ここはもともと福岡市初の街区公園でしたが、2016年にレストラン施設がオープンしました。「SHIP′S GARDEN」は「船」をモチーフにしており、曲線が美しい大きなベンチや船の甲板を思わせるウッドデッキが屋上にあります、こちらでは自由に休憩することはもちろん、イベントやライブも行われます。

また、公園内には「世界一の朝食」と称されるパンケーキや卵料理が魅力のレストラン、3か月先まで予約がとれないと言われる人気の中華料理店などがあり、那珂川の景色を眺めながら食事が楽しめます。

福岡市へのアクセス

市街地から空港までの距離が近く、交通アクセスが良い福岡市へ行く際は、飛行機を利用すると便利です。

東京からであれば、羽田空港や成田国際空港から福岡空港もしくは北九州空港まで約2時間。名古屋の中部国際空港から福岡空港までは約1時間35分、大阪国際空港や関西国際空港から福岡空港までは、約1時間20分で到着します。

札幌の千歳空港からは約2時間45分の道のりです。中部、四国、九州地方への移動は、東海道・山陽新幹線を使うとスムーズです。

所要時間に合わせて選んでみてくださいね。

まとめ

今回は福岡のご当地グルメ「ごまさば」をご紹介しました。

新鮮なさばが手に入る福岡県だからこそ味わえる「ごまさば」は、ぜひ現地で一度は食べて見てほしい名物の一つです。

市内のさまざまな飲食店でいただけるので、ぜひ探してみてくださいね。

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