東京都

2024/06/06

東京のご当地B級グルメ「どじょう鍋」とは?特徴や歴史を紹介!

東京でちょっと変わったご当地B級グルメを食べたいと思っている方におすすめしたいのが「どじょう鍋」。安くて栄養価の高いどじょう鍋は、江戸時代では庶民の味として親しまれていました。

そんなどじょう鍋の特徴や歴史について探っていきましょう。

3種類のどじょう鍋の特徴

どじょう鍋といっても、お店によって調理方法や味付けが違います。東京で親しまれている3種類のどじょう鍋の特徴を紹介します。

基本のどじょう鍋

生のどじょうをまるごと浅い鍋で煮込むのが、どじょう鍋の基本のスタイルです。みりんやしょうゆなどを加えた甘めの割り下で、ささがきごぼうと一緒に煮込みます。

完成したどじょう鍋には、たっぷりのねぎをのせて、七味唐辛子や山椒をかけていただきます。あっさりとした淡白などじょうを甘辛く味つけしているので、ご飯のおかずだけなく、お酒のおともにもぴったりです。どじょうのほろ苦さがいいアクセントになっています。

食べやすいぬき鍋

どじょうをまるごと食べるのは抵抗があるという方には「ぬき鍋」がおすすめです。

頭を落として身を開き骨を抜いているので食べやすく、どじょう料理がはじめての方でも安心して食べられます。やわらかい身がほろりと溶けていくのが魅力的です。

たまごでとじる柳川鍋

柳川鍋の名前の由来は「最初に提供したお店の屋号が柳川だったから」という説や「柳川焼の鍋を使っていたから」という説など諸説あります。

どじょう鍋の歴史

どじょう鍋が発祥したお店は「駒形どぜう」といわれています。200余年もの歴史がある「駒形どぜう」は、江戸庶民の味を今もなお変わらずに守り続けています。どじょうをお酒に漬けて酔わせ、甘味噌仕立ての味噌汁に入れて煮込むのが「駒形どぜう」ならではの調理方法です。

「駒形どぜう」の創業は享和1年(1801年)。徳川11代将軍、家斉公の時代です。初代の越後屋助七は、18歳のときに江戸に出て奉公したあと、浅草駒形にめし屋を開きました。そのときに売り出されたのが「どじょう鍋」です。

せっかちな江戸っ子に合わせて、すぐ食べられるように浅い鍋を使っているのだとか。商売は順調に続き、明治・大正・昭和と時代が変わっても、どじょう鍋は多くの方に愛されています。

そんなどじょう鍋は「どぜう鍋」ともよばれています。「どじょう」は、もともと「どぢやう(どじやう)」と書くのが正しい表記です。それを「どぜう」という名前にしたのも初代の越後屋助七です。

文化3年(1806年)の火事によって店が焼けてしまったときに「どぢやう」の4文字では縁起が悪いと、奇数文字の「どぜう」と名付けました。これが評判になり、店は繁盛しました。江戸末期にはほかのお店もマネをして、看板を「どぜう」に書きかえたそうです。

東京都江東区の観光情報とアクセス方法

どじょう鍋は、東京都のさまざまな場所で提供されています。

江東区もその一つです。どじょう鍋が食べられる江東区には、さまざまな観光スポットがあります。そのなかでも人気の観光スポットを3つ紹介します。

富岡八幡宮

「富岡八幡宮」は、東京都江東区富岡にある神社で、寛永4年(1627年)に創建されました。

「江戸最大の八幡さま」「深川の八幡さま」とよばれ親しまれています。毎年8月15日ごろに行われる祭礼「深川八幡祭り」は、江戸三大祭りの一つといわれています。

また江戸勧進相撲が発祥した神社で、境内には「横綱力士碑」など相撲にまつわる石碑がたくさんあります。

清澄庭園

「清澄庭園」は、東京都江東区清澄にある日本庭園で、東京都の名勝に指定されています。

泉水、築山、枯山水を主体とした「回遊式林泉庭園」です。庭園の西側に隣接する敷地は開放公園とされていて、春はお花見の場としても人気です。

この地の一部は、江戸時代の豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられています。

夢の島熱帯植物館

「夢の島熱帯植物館」の大温室では、1000種類以上の熱帯植物が生い茂っています。ジャングルを再現した大温室は、滝の水温が響く癒しの空間です。

高さ約28mあるドームの天井に届く大きなヤシには圧巻です。3つのドームで構成されている大温室では、食虫植物や小笠原諸島の固有種も見られます。夢の島熱帯植物館にはカフェもあるので、熱帯植物を見学したあとにひと休みするのもおすすめです。

グルメも観光も楽しめる江東区は、東京ディズニーランドから電車で約1時間の場所にあります。アクセスも便利なので、東京を観光する際は江東区にも訪れてみてはいかかでしょうか。

車でゆっくりドライブを楽しみながら向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。

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まとめ

丁寧に下処理されたどじょう鍋は、泥臭さや生臭さなどが気になることもありません。甘辛く味付けされているので食べやすく、ご飯にもお酒にもぴったりです。食べやすいように、頭や骨などが取りのぞかれたどじょう鍋があるのも嬉しいですね。

東京に訪れた際は、どじょう鍋をぜひ食べてみてください。

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