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2025/02/17
清水寺の桜を堪能!京都で一番人気の春散策スポットを徹底紹介

この記事の目次
今回ご紹介する「清水寺の桜」は、世界遺産の歴史的な舞台と春の花々が織りなす、京都屈指の絶景スポットです。この記事を読めば、清水寺の桜に関する知りたい情報が一度に手に入り、春の京都旅行を迷いなく計画できるようになるはず。アクセス方法や見頃の時期、周辺の楽しみ方まで網羅していますので、ぜひ最後までお付き合いください。
清水寺の桜が人を惹きつける理由とは?

歴史が育んだ圧巻の花景色
清水寺は778年創建と伝えられる、京都の中でも特に歴史あるお寺です。その長い歴史の中で境内には約1,500本ものソメイヨシノや山桜が植えられ、世代を重ねながら大切に守り育てられてきました。
これらの桜は清水寺を象徴する本堂(通称:清水の舞台)や三重塔などの歴史的建造物を取り囲むように咲き誇ります。舞台の柱、屋根、周辺の石段などとの組み合わせで生まれるコントラストは、同じ「桜の名所」でも他では味わえないドラマティックな風景を生み出すのです。
世界遺産ならではの厳かな雰囲気
清水寺は1994年に「古都京都の文化財」の一部として世界文化遺産に登録されました。世界遺産の中でも特に訪問者が多い寺院の一つであり、本堂や三重塔、仁王門など歴史的建造物の多さが魅力です。
桜が満開を迎える時期には、壮大な建造物と可憐な花々が見事に融合し、厳かな雰囲気がいっそう引き立ちます。中でも奥の院の舞台からは、まるでピンクの絨毯の上に浮かび上がるかのように桜に彩られた本堂を望めるため、多くの観光客が絶賛する絶景スポットとして知られています。
清水寺の桜が美しいとされるポイント
舞台から望む360度の春絶景

清水寺を象徴する清水の舞台は、釘を使わずに組み上げた独特の構造で有名です。高さ約13メートルといわれる舞台の上からは、京都の街並みだけでなく、境内の桜までも一望できます。特に奥の院側から振り返って見ると、舞台を取り囲むように咲く桜と本堂の屋根が織りなす光景を360度にわたって楽しめるのが特徴。
「清水の舞台から飛び降りる」ということわざがあるほど高所に位置するため、見下ろす視線の先に広がる桜はまるで雲海に浮かぶようで、心を奪われる美しさです。
ライトアップで浮かび上がる幻想美

清水寺では、夜間特別拝観が行われる期間に限り、桜がライトアップされます。2024年は3月23日(土)から31日(日)まで18:00から21:00(受付終了)で実施され、多くの観光客が闇夜に浮かび上がる幻想的な夜桜を堪能しました。
本堂や三重塔がライトアップされると、重厚感のある建築物と淡いピンク色の桜が織りなす光景はまさに“幽玄の世界”。夜の静寂に包まれた中で見る桜は、昼間とは違った趣を楽しめると大人気です。今後も同時期に夜間拝観が行われる見込みですので、拝観を検討される際は公式情報をチェックしましょう。
拝観料は大人400円、小中学生200円です。
清水寺の桜を楽しめる最高のタイミングは?
開花から満開までの時期と見頃
例年、清水寺の桜は3月下旬ごろに開花し、4月上旬までが満開のピークとなります。満開を迎えた清水寺の桜は、一気に咲き誇っても1週間ほどで散り始めるため、計画を立てる際にはこまめに天気予報や桜の開花状況を調べるのがおすすめです。
混雑を避けるためのおすすめ時間帯
桜シーズンの清水寺は年間を通して最も混雑する時期の一つ。少しでも混雑を避けたい方は、開門直後の早朝か閉門間際を狙ってみてください。
早朝: 観光バスの団体客や修学旅行生が到着する前の時間帯に行くと、比較的スムーズに舞台を楽しめます。
夜間: 夜間拝観は混雑することも多いですが、日中のピーク時ほどではありません。ライトアップされた夜桜を目当てに訪れる人も多いものの、昼間とは違った写真が撮れるチャンスです。
「夜桜の幻想的な雰囲気を楽しんでみたいけれど、人が多いと大変そう…」と心配な方は、平日の夜を狙うのも手。土日祝に比べると、多少はゆとりが生まれます。
清水寺周辺で桜を満喫しよう!
二年坂・三年坂の風情ある散策コース

清水寺を参拝した後は、ぜひ周辺エリアを散策してみましょう。清水寺といえば定番の門前町コースである“三年坂(産寧坂)”や“二年坂”が有名です。石畳が続く坂道沿いには、京都ならではの和雑貨店や清水焼のギャラリー、老舗の和菓子屋などが軒を連ね、歩いているだけでも当時の雰囲気が感じられます。
この三年坂・二年坂からはさらに“ねねの道”を通り、円山公園方面へ抜けるルートがおすすめ。歴史を感じる町並みと桜のコラボレーションを楽しみながら、のんびりと歩けば心も体もリフレッシュできます。
春気分を満喫できる甘味処やお土産ショップ

石畳の道には魅力的な甘味処が点在し、桜の季節になると桜餅や抹茶スイーツなど季節限定メニューを提供しているお店も少なくありません。散策途中で休憩を挟みつつ、見た目にも可愛らしい和菓子を味わえば、春気分がいっそう高まること間違いなし。
また、三年坂や二年坂には伝統工芸品を扱うお店も多く、特に清水焼はお土産にも人気です。創業350年の七味専門店「七味屋本舗」では、清水焼の器に入った七味や山椒が購入できるので、料理好きの方や珍しいお土産を探している方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
清水寺の桜をより楽しむポイント!
SNS映えを狙う絶好のフォトスポット
「どうせならSNS映えする写真を撮りたい!」という方におすすめしたいのが、清水の舞台から見下ろす桜の群生と本堂の組み合わせ。舞台正面からだけでなく、奥の院に進んでから舞台を振り返ると、桜の海に浮かぶような本堂と青空の絶妙なコントラストを狙うことができます。
仁王門付近: 仁王門の左右に咲く桜も美しく、門越しに見える三重塔と桜を一緒に収めれば、インパクトのある写真になるでしょう。
ライトアップ時: 夜間拝観中はライトアップの角度により、建物の影がドラマチックに浮かび上がり、昼間にはない神秘的な雰囲気の写真が撮れます。
境内以外の穴場スポット
清水寺の桜を堪能した後、さらに余韻に浸りたい方は、周辺の茶わん坂や高台寺、円山公園などへ足を伸ばしてみましょう。
茶わん坂: 清水焼の窯元やギャラリーが点在し、風情ある街並みを楽しめます。人通りも比較的少なく、ゆったり散策しながら桜を眺めるのに最適です。
高台寺: 豊臣秀吉の正室であるねねが建立した寺院で、紅葉が有名ですが、春には桜とのコントラストがまた美しいスポット。
円山公園: 円山公園といえば枝垂れ桜がシンボル的存在で、夜間にはぼんぼりの柔らかい明かりに照らされる幽玄の景色が広がります。清水寺の厳かな雰囲気とは対照的に、屋台や桜の下での花見も楽しめる、活気あふれるスポットです。
清水寺は京都の中でもっとも知名度の高い観光地の一つですが、桜の季節にはさらに多くの人々が足を運び、その美しさに魅了されます。歴史を感じる社寺建築と優美な桜の融合は、きっとあなたの心に深い印象を与えてくれることでしょう。
アクセス
京都府以外の県外から向かう場合は、東海道新幹線で京都駅、もしくはJRで京都駅まで向かいましょう。
京都駅からは、京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、または100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂で下車をして、徒歩10分で到着します。
坂道であるため、動きやすい服装や運動靴で向かうことをおススメします。
またはタクシーで向かうとスムーズに向かうことができる可能性が高いです。
まとめ
この記事では、清水寺の桜の魅力から混雑回避のポイント、さらには周辺散策コースや穴場スポットまでをご紹介しました。
・清水寺の桜がなぜ有名なのか、その歴史や世界遺産ならではの雰囲気がわかる
・舞台からの壮大な桜の景色やライトアップの幻想美をイメージできる
・ベストシーズンや時間帯の知識が身につき、混雑を避ける計画が立てやすくなる
・周辺エリアでの散策コースや春限定の甘味・お土産情報を活用できる
・SNS映えスポットや境内外の穴場で、さらに豊かな体験を得られる
清水寺の桜は、あなたを日本の伝統と春の息吹が交錯する特別な世界へと誘うことでしょう。もし「どのくらいの時期がベストなの?」「どのスポットが穴場なの?」と少しでも迷いがあれば、ぜひこの記事を参考にしてみてください。