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2025/03/13
京都で桜を満喫!おすすめの名所5選&周辺の観光スポット3選

この記事の目次
春になると、美しい桜が咲き誇り、街全体が華やかな雰囲気に包まれます。京都では、歴史ある神社仏閣や美しい庭園など、さまざまな場所で桜を楽しむことができます。
そこで今回は、京都でおすすめの桜の名所5選をご紹介します。さらに、周辺の観光スポットも合わせてご紹介しますので、桜とともに京都ならではの観光やグルメを満喫してみてください。
平安神宮

京都の平安神宮は、桜の名所としても名高い歴史的スポットです。1895年、平安遷都1100年を記念して創建され、国の名勝に指定された池泉回遊式庭園「神苑」では、約20種300本の桜が咲き誇ります。特に人気なのは、谷崎潤一郎の小説『細雪』にも登場する紅しだれ桜。空を覆うように咲くその優美な姿は、朱塗りの社殿や栖鳳池の水面と調和し、幻想的な景色を作り出します。
春には期間限定の夜桜鑑賞イベントや観桜茶会も開催され、昼間とはまた違う趣のある風景を楽しめます。京都ならではの歴史と風情を感じながら、春のひとときをゆったりと過ごせる名所です。
桜の見頃
3月下旬〜4月中旬
所在地
京都府京都市左京区岡崎西天王町97
アクセス方法
JR京都駅から市バス5・100系統に乗車(約30分)、「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車、徒歩すぐ
京都市営地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分
清水寺

京都・清水寺は、「清水の舞台」から望む絶景で知られる人気スポット。春には境内全体が約1,000本の桜に包まれ、ソメイヨシノやヤマザクラ、シダレザクラが咲き誇ります。舞台から見下ろす桜景色や、桜越しに眺める京都の街並みはここならではの魅力です。
桜の見頃に合わせて行われる「夜間特別拝観」では、ライトアップされた桜と本堂が幻想的な雰囲気を演出。特に「奥之院」から眺める本堂と舞台は、桜に包まれたような神秘的な美しさを誇ります。仁王門や三重塔も桜に彩られ、日中と夜で異なる表情を楽しめる、春の京都を代表するお花見スポットです。
桜の見頃
3月下旬~4月上旬
所在地
京都府京都市東山区清水1-294
アクセス方法
JR「京都駅」から市バス100・206系統に乗車、「五条坂」バス停で下車、徒歩約10分
阪急「京都河原町駅」から市バス207系統に乗車、「清水道」バス停で下車、徒歩約10分
醍醐寺

京都の「醍醐寺」は、豊臣秀吉が晩年に盛大な「醍醐の花見」を催したことで知られる桜の名所。「日本さくら名所100選」に選ばれており、「花の醍醐」とも称されるこの寺では、しだれ桜、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラなど約700本の桜が境内を彩ります。
桜の開花は早咲きから遅咲きまで多彩で、長い期間お花見が楽しめるのが魅力です。総門をくぐると続く桜並木や、霊宝館、三宝院周辺の桜景色は特に人気。国宝の五重塔や金堂と桜が織りなす風景も見どころです。毎年4月には「豊太閤花見行列」も開催され、歴史と自然が調和する春の醍醐寺を存分に堪能できます。
桜の見頃
3月下旬~4月上旬
所在地
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス方法
JR「京都駅」から「山科駅」下車(約5分)
京都市営地下鉄東西線に乗り換えて約10分、「醍醐駅」下車後、徒歩約10分
渡月橋

京都の嵐山は、日本を代表する桜の名所として名高く、「日本のさくら名所100選」にも選ばれています。桂川に架かる渡月橋を中心に広がる嵐山公園では、約1,500本の桜が春の訪れを告げ、山々や川辺を淡いピンクに染め上げます。特に渡月橋越しに眺める桜景色は圧巻で、橋と桜が織りなす風景はまるで絵画のようです。
渡月橋のたもとに広がる中ノ島公園では、桜と橋が織りなす風情ある景色を楽しめます。満開の時期には多くの出店が並び、春の賑わいとともにお祭り気分を味わえるのも魅力です。
桜の見頃
3月中旬から4月中旬
所在地
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
アクセス方法
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩約15分
阪急嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩約5分
嵐電(京福電鉄)「嵐山駅」下車、徒歩数分
原谷苑

京都の北西部に佇む「原谷苑」は、知る人ぞ知る桜の楽園。個人所有の庭園ながら、春には一般公開され、約4,000坪の敷地に20種以上・約400本の桜が咲き誇ります。特に圧巻なのは「シダレザクラのジャングル」と称される見事なシダレザクラの群生。樹齢60年以上のベニシダレザクラも多く、濃淡さまざまな桜が織りなす景色はまるで桃源郷のよう。
苑内では桜だけでなくツツジやシャクナゲも楽しめ、売店では花見団子や甘酒も販売。ベンチでくつろぎながら、ゆったりとしたお花見を満喫できます。
桜の見頃
3月下旬から4月中旬
所在地
京都市北区大北山原谷乾町36
アクセス方法
京都市バスM1系統「立命館大学前」から「原谷」下車すぐ
その他京都府の観光地
伏見稲荷大社

京都の「伏見稲荷大社」は、全国約3万社の稲荷神社の総本宮として知られる歴史ある神社で、創建は711年にさかのぼります。特に有名なのが、無数の朱色の鳥居が連なる「千本鳥居」。幻想的なトンネルのような光景は、国内外の観光客を魅了し続けています。商売繁盛や家内安全のご利益があることから、古くから「おいなりさん」として親しまれてきました。
春の訪れとともに、清々しい空気の中での参拝は格別です。早朝なら静かな雰囲気の中、ゆっくりと千本鳥居を巡ることができます。また、豊臣秀吉が寄進した楼門や、優美な本殿の建築美も見逃せません。
錦市場

京都の中心部に位置する「錦市場」は、約400年の歴史を持つ活気あふれる商店街。「京の台所」として親しまれ、約130軒の店が軒を連ねています。新鮮な京野菜や漬物、だし巻き卵、湯葉、甘味など、京都ならではの味覚が勢ぞろい。
串に刺したグルメが多く、食べ歩きを楽しめるのも魅力のひとつ。観光の合間に気軽に京料理を味わえます。また、江戸時代の画家・伊藤若冲ゆかりの地でもあり、商店街のシャッターアートには彼の作品が描かれています。歴史と美食が交差する錦市場で、京都の風情と味覚を存分に楽しめるひとときを過ごせます。
哲学の道

京都の「哲学の道」は、銀閣寺から若王子神社まで約1.5kmにわたって琵琶湖疏水沿いに続く美しい散策路です。哲学者・西田幾多郎が思索にふけりながら歩いたことに由来し、その名が付けられました。春には桜が咲き誇り、川沿いの並木道がピンク色に染まる光景は圧巻です。
静かな水のせせらぎを感じながら、四季折々の自然を楽しめるこの道は、訪れる人々に穏やかな時間を提供します。道中にはおしゃれなカフェや雑貨店もあり、立ち寄りながらのんびりと散策を楽しめます。自然と歴史が調和する、京都ならではの風情あふれる散歩道です。
まとめ
京都には、美しい桜を楽しめる魅力的なスポットがたくさんあります。歴史ある神社仏閣の境内を彩る桜や、風情ある庭園に咲き誇る桜など、さまざまな風景の中で桜を満喫できます。昼は桜の下をのんびり散策し、夜はライトアップされた幻想的な景色を楽しむのもおすすめです。
また、周辺の観光地では、京都ならではのグルメや伝統文化も満喫できます。今年の春は、桜とともに京都の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。