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2024/08/30
滋賀のご当地B級グルメ「近江牛」とは?特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
滋賀県は、日本最大の湖である琵琶湖を中心に広がる自然豊かな地域です。琵琶湖に注ぐ400以上の川と肥沃な土壌があり、昔から米作地帯として知られています。この恵まれた環境のなかで、ストレスなく育てられている近江牛は、海外の方からも愛されています。
そんな近江牛の特徴や歴史について探っていきましょう。
近江牛の特徴

滋賀県全域で年間わずか6,000頭しか出荷されない近江牛は、その希少性から特別な存在です。一頭一頭に生産者のこだわりと技術が注がれ、最高品質の近江牛が育てられています。自然の恵みと生産者の愛情で育つ近江牛は、日本のブランド和牛として、その名を広く知られています。
近江牛の肉質はとてもやわらかく、芳醇な香りとともに口のなかでとろけるおいしさを楽しめるのが魅力です。オレイン酸を多く含む脂は低温で溶けるので、さっと炙って岩塩を振るだけで芳醇な味わいが広がります。
そんな近江牛は、さまざまな料理で楽しめます。控えめな味付けで肉のおいしさを引き立てるすき焼きや、特有の香りとやわらかさを楽しめるサーロインステーキなど、どの料理でも近江牛のおいしさを堪能できます。
日本料理はもちろん、フランス料理との相性も良く、多くのミシュラン星付きレストランで提供されています。
近江牛の歴史
近江牛の歴史は江戸時代初期にさかのぼります。貞享4年(1687年)、彦根藩において花木伝右衛門が、明の李時珍の著書「本草綱目」を参考に牛肉の味噌漬けを考案し「反本丸」と称したと伝えられています。それを養生薬として売り出し、江戸の将軍家にも献上した記録が残っていて、当時から近江牛は高級品として扱われていました。
明治時代には物流網の発達により全国的に知られるようになりましたが、出荷港によってブランド名が決まる時代だったため「神戸牛」として扱われていました。鉄道ができるまで、近江牛は神戸港を経て東京へと出荷されていたからです。
明治22年(1889年)に東海道本線が開通すると、近江八幡駅から貨物での輸送がはじまり「近江牛」の名前で出荷されるようになりました。
近江牛としてのブランドが確立されたのは2000年代に入ってからです。平成19年(2007年)には特許庁から地域団体商標として認定されました。
近江牛のなかでも特に質の高いものは認定近江牛として認定書が発行されます。枝肉格付がA4、B4等級以上であること、生産者が協議会の構成団体の会員であること、滋賀食肉センターまたは東京都立芝浦と畜場でと畜・枝肉格付されたものが、認証要件です。
かつては「神戸牛」として出荷されていた「近江牛」ですが、現在では全国的に知られるほど有名になりました。
滋賀の観光スポットとアクセス方法
近江牛が食べられる滋賀には、さまざまな観光スポットがあります。今回は、滋賀にある3つの人気観光スポットを紹介します。
琵琶湖バレイ

標高1,100mの山頂にある「琵琶湖バレイ」は、ロープウェイでアクセスできる絶景スポットです。山頂に広がる「びわ湖テラス」からは、琵琶湖の大パノラマを一望でき、まるで空に浮かんでいるかのような感覚を味わえます。特に晴天の日には、美しい風景を楽しめます。
びわ湖テラスのウッドデッキでは、開放感あふれる空間でくつろげるほか、カフェやレストランでは滋賀県産の食材を使った料理やオリジナルスイーツを堪能できるのも魅力です。
また、ジップラインやアスレチック、ドッグランなど、家族連れやペット同伴でも楽しめるアクティビティも充実しています。冬季にはスキー場として営業し、琵琶湖を望む絶景のなかでスキーやスノーボードを楽しめます。
メタセコイア並木道

約2.4kmにわたって続く「メタセコイア並木道」は、約500本のメタセコイアの木が織りなす絶景スポットです。新緑の初夏、深緑の夏、紅葉の秋、雪化粧の冬と、四季折々の美しい風景に魅了されます。特に秋の紅葉シーズンには、まっすぐに伸びる道路がオレンジ色に染まり、フォトジェニックな景観が広がります。
隣接する農業公園「マキノピックランド」では、フルーツ狩りや郷土料理を楽しむことができ、無料駐車場も利用可能です。
メタセコイア並木道は、SNSを中心に話題となり、関西を代表する絶景スポットの一つとして知られています。ロマンチックな雰囲気が漂うこの場所は、デートスポットとしても人気です。
近江神宮

天智天皇をまつる「近江神宮」は、日本の時間制度の発祥地としても知られています。毎年6月10日には「時の記念日」を祝い、全国の時計関係者が集まる「漏刻祭」が開催されます。また、境内には「近江神宮時計館宝物館」があり、国内外の時計や宝物が展示されています。
近江神宮は、天智天皇が『小倉百人一首』の巻頭歌を詠んだことから「かるたの殿堂」としても有名です。競技かるたの大会が開催されるほか、映画『ちはやふる』の聖地としても人気があります。
歴史と文化に触れられるこの神社は、多くの人々が訪れる人気の観光スポットです。
グルメも観光も魅力的な滋賀には、さまざまなアクセス方法があります。
日本三大都市でもある東京、大阪、名古屋からのアクセスも便利です。東京から電車で向かう場合は、約2時間で到着します。大阪、名古屋方面からなら電車で約1時間です。
車でゆっくりドライブを楽しみながら滋賀に向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。
まとめ
近江牛は、滋賀県の豊かな自然環境と生産者の愛情に育まれた、日本の誇る高級和牛です。その希少性と品質の高さから、一度食べたら忘れられない味として、多くの人々に愛されています。
滋賀県を訪れた際は、近江牛をぜひ食べてみてくださいね。
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