山口県

2023/11/14

【山口県】ご当地B級グルメをご紹介!

この記事では山口県のB級グルメに焦点を当てて、地元ならではの絶品料理をご紹介します。

山口といえば、瀬戸内海や日本海、2つの海からとれる自然の恵みが楽しめる数少ない地域。今回は、本州の最西端に位置する山口県で独自に発展したご当地グルメを紹介します。

山口県のB級グルメとは?ご当地ならではの人気メニューもご紹介

山口県のB級グルメといえば、「瓦そば」や「みかん鍋」など、インパクトのある見た目と風味豊かな味わいで、地元でも長く愛されるB級グルメが盛りだくさんです。ここからは山口ならではの絶品グルメを紹介します。

山口県を代表するご当地グルメ ふぐ料理

「ふぐ料理」と聞くと高級料理のイメージがありますが、山口県では刺身や唐揚げ、丼など手に届きやすい価格でふぐ料理を楽しむことができます。

下関市には全国で唯一のふぐ専門卸売市場「南風泊市場(はえどまりしじょう)」があり、この市場に西日本でとれたふぐが集まります。
ふぐ料理の代表格とも言える「ふぐ刺し」は、コリコリとした身が引き締まったふぐのストレートな味わいが楽しめます。ポン酢やわけぎ、もみじおろしといただくのが定番で、薬味を包んでいただくとふぐの旨みがより一層引き立ちます。

ほかにも、ふぐの旨みがたっぷりの「てっちり(ふぐ鍋)」や一夜干し、唐揚げなども人気です。

下関・川棚温泉の名物 瓦そば

あつあつの瓦に香りのよい茶そばと甘辛い牛肉、錦糸卵を盛りつけた鮮やかな色合いの「瓦そば」。ジュージューという音と茶そばの豊かな香りが食欲をかきたて、温かい濃い目のつゆに浸していただくと絶品です。

下関・川棚温泉の名物でもある「瓦そば」は、レモンやもみじおろし、海苔などと一緒に食べることで、そのおいしさが一層引き立ちます。下に行くにつれてパリッとした食感の麺に変わり、最後の一口がついつい名残惜しくなるおいしさですよ。

具だくさんでボリューム満点の麺料理 ばりそば

子どもから大人まで幅広い世代に愛される「ばりそば」は、パリパリの太い揚げ麺に、具だくさんのあんかけスープをかけていただくご当地B級グルメです。ボリューム満点に見えますが、心地よい麺の食感とあっさりとした鶏がらベースの味わいで、あっという間に完食してしまうおいしさです。

キャベツや豚肉、しいたけ、タケノコ、もやし、きくらげ、かまぼこ、平天、いかなど具材の種類が多く、バリッとした麺の歯ごたえが少しずつつるりとしたのどごしのよい食感に変わっていくのも特徴です。

半分くらい食べ終えたところで、酢醤油やポン酢などをかけて味変を楽しめるのも、ばりそばの醍醐味。鶏がらベースのやさしい味つけで、飲んだ後のしめにも愛されています。

独特の匂いと濃厚な豚骨 宇部ラーメン

強めの豚骨の匂いとコク深い茶濁のスープに、中太ストレートの麺が絶妙にからんだ、クセになる味わいの「宇部ラーメン」。このおいしさを「くさうま」と表現することもあるそうで、食欲をそそる豚骨の香りととろみのある濃厚なスープがやみつきになり、ついついお箸が止まらなくなるおいしさですよ。

お店によって味つけやトッピングに個性があるため、ぜひお気に入りの店を見つけてみてはいかがでしょうか。

全国でも珍しい牛骨醤油味 下松ラーメン

「下松ラーメン」は 全国でも珍しい牛骨醤油味のラーメンです。
牛骨ならではのコクや旨み、ほのかな甘さが感じられ、最後の一滴まで飲み干したくなるスープが特徴です。牛骨と聞くと、ちょっぴりクセのある味わいなのかと思いきや、すっきりとした醤油の風味にほっと心が落ち着きます。麺は中太から細めのストレート麺など、お店によって違いがあります。

チャーシューやもやし、ねぎなどをのせることが多く、トッピングに煮卵やいなり寿司をいただくのが定番の食べ方です。甘辛く煮つけたお揚げとさっぱりとした酢飯が、まろやかな牛骨スープとよく合います。いなり寿司は人気が高く、売り切れることもあるそうですよ。

彩り鮮やかな伝統の押し寿司 岩国寿司

 別名「殿様寿司」ともいわれる「岩国寿司」は、城下町らしい華やかな彩りと整った四角い形が特徴の押し寿司です。かつては祝い事や藩主への献上品として、一度に大人数分作られていた料理でした。
特産品の岩国れんこんの酢漬けや伝統野菜のチシャ、あなごの煮つけ、錦糸卵、でんぶ、しいたけなど、食感や味わいもさまざまな具材を大きな木枠に詰め、酢飯と交互に重ねて、できあがった寿司を1人分に切り分けて提供していたそうです。

最近では、弁当箱や牛乳パック、ケーキの型など、身近なものを使って作られることも多い「岩国寿司」。岩国市のシンボルとして有名な「錦帯橋」周辺の飲食店や旅館などで召し上がれますよ。

適度な歯ごたえと上品な肉質 長州どり

山口県の長門市近郊が主な産地の「長州どり」は、適度な歯ごたえと濃厚な旨みが特徴の地鶏です。引き締まった肉質と弾力のある食感で、噛むごとに旨みが感じられます。

そのおいしさを生み出せるのは、海と山に囲まれた豊かな自然の中で平飼いすることや、天然ハーブを飼料にブレンドして、肉の香りをよくするなどの工夫を取り入れているから。その上品な肉質と旨みを活かした焼き鳥や唐揚げなどは、一度は食べてみる価値ありのおいしさですよ。

爽やかな香りが楽しめる周防大島の味 みかん鍋

ぐつぐつと煮込まれた鍋の中に、「温州みかん」がまるごと入った「みかん鍋」。みかんの果皮を練り込んだつみれやみかんジュースを使った白玉は、一口いただくと柑橘の爽やかな香りが広がります。

青唐辛子とみかんの果皮を混ぜた「みかん胡椒」を薬味に、しめはごはんとふわふわのメレンゲに、青みの野菜と卵を加えた雑炊でいただくなど、現地ならではの食べ方にも独自の文化を感じますよね。

周防大島の冬の味覚でもある「みかん鍋」は季節限定のご当地グルメで、特産品のみかんを余すところなく味わえる一品です。焼いたみかんはとても熱いので、食べるときは冷まして雑炊の前にいただくことが多いそうですよ。

もちもち食感となめらかな口当たり 外郎(ういろう)

 「外郎(ういろう)」と聞くと、名古屋や京都、小田原などが産地として知られますが、山口でも古くから銘菓として愛されています。米粉と砂糖を主原料に蒸し上げることの多い外郎ですが、山口県ではわらび粉を使って、ぷるんとした弾力ともちもちとした食感が楽しめる一品になっています。

また、地元の言葉で「おっとり」と表現される、なめらかな口当たりも魅力の一つ。わらび特有の風味や上品な甘さは、日々のお茶菓子にはもちろん、お土産や贈り物にも山口県らしさを感じてもらえるはず。和菓子店やお土産店で見かけたときは、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

学校給食由来のソウルフード  チキンチキンごぼう

学校給食から県内全域に広まった、山口県のソウルフードとも言われる「チキンチキンごぼう」。そのユーモアあふれるネーミングとおいしさで、子どもたちからの人気も絶大な一品です。一口サイズの鶏の唐揚げと素揚げにしたごぼうを、砂糖と醤油ベースの甘辛いたれに絡めて仕上げています。

さくっとジューシーな鶏の唐揚げとごぼうの歯ごたえ、枝豆の彩りが加わり、さらには献立のバランスも整うメニューでもあるとのこと。

ごぼうの代わりにれんこんを使ったり、お肉の種類を変えたりとアレンジが効くので、家庭でも作りやすいおかずとして人気なのだそうです。ごはんはもちろん、お酒のおつまみにも合うと聞くと、現地でも食べてみたくなりますね。

まとめ

今回は山口県のご当地B級グルメをご紹介しました。山口には素材本来の味わいを楽しむ「ふぐ料理」や「みかん鍋」、ボリューム満点の「ばりそば」など、個性豊かなご当地グルメがたくさんあります。

本州最西端の山口県の食文化をぜひ現地でも感じてみてくださいね。

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