2025/01/23

「日本の春」といえば、お花見!2025年におすすめのお花見スポットは?

日本のイメージといえば、青空に咲く鮮やかな桜を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

一般的に「日本の桜」として浸透しているのは、「ソメイヨシノ」という品種の桜で、関東地方では3月下旬ごろに見ごろを迎えます。

開花から満開、そして花が散ってしまうまでは10日ほどしかありませんが、春に訪日する際は、お花見スポットをしっかりとチェックしておき、日本のお花見を楽しみましょう。

2025年の桜開花予想

2024年は3月に入っても気温が上がらない日が続き、東京でソメイヨシノが開花したのは3月29日、満開になったのは4月4日でした。

3月29日の開花は、例年よりも4日遅く、2022年よりは15日も遅くなりました。

気温が例年通りであれば、3月の下旬に日本に滞在するスケジュールを立てておくと、お花見を楽しむことができそうです。

九州地方や中国・四国地方、関西地方、関東地方では、東京とほぼ同じ日程で開花しますので、3月下旬の訪日がおすすめです。

北海道の場合は、東京よりも2〜3週間ほど開花が遅くなる傾向にあります。

2025年におすすめのお花見スポットは?

お花見を楽しみたいのであれば、ソメイヨシノがたくさん植わっている公園や観光スポットがおすすめです。

特に大きな公園では、桜の開花と同じタイミングで「さくらまつり」が開催され、美味しいおつまみやお酒を片手に、桜の美しさを堪能できます。

上野恩賜公園(東京都)

数ある日本のお花見スポットのなかでも、人気No.1の場所が、「上野恩賜公園」です。

上野恩賜公園は、日本最古の公園で、春になると約53万㎡の敷地内に800本の桜が咲き乱れます。

春以外にも、夏は蓮、秋は紅葉が美しい観光名所ですので、訪日観光客はもちろんのこと、日本中から観光客がやってくる人気スポットです。

また上野動物園や東京国立博物館、国立科学博物館など、多様な文化施設が集中していますので、一日中過ごしても飽きることはありません。

うえの桜まつり

上野恩賜公園では、3月の中旬から4月の初旬にかけて、「うえの桜まつり」が開催されます。

2024年は3月16日(土)~4月7日(日)、2023年は3月17日(金)〜4月9日(日)に開催されており、期間中は20時頃まで、美しくライトアップされた「夜桜」を楽しむことができます。

特に公園にある「不忍池」の水面に映る夜桜は、絶景の撮影スポットになっていますので、必見です。

屋台やコンビニで買った日本のグルメとお酒を片手に、夜桜散策を楽しんでみてください。

上野恩賜公園の所在地

東京都台東区上野公園・池之端三丁目

上野恩賜公園へのアクセス

上野恩賜公園は、JR山手線・JR京浜東北線・JR高崎線・JR宇都宮線・東京メトロ銀座線・東京メトロ日比谷線の「上野駅」から、徒歩2分でアクセス可能です。

成田空港から京成線の快速電車を利用すれば、51分の乗車時間で、上野恩賜公園まで徒歩1分の「京成上野駅」までノンストップでアクセスすることもできます。

江戸桜通り(東京都)

東京の中心地に位置しながら、石造りの歴史的建造物が並ぶ情緒ある通りの一つである「江戸桜通り」は、約80本のソメイヨシノが開花する、人気のお花見スポットです。

老舗の百貨店が立ち並ぶ日本橋の一角に位置しているので、アクセスの良さから多くの人でにぎわいます。

周辺にオフィスビルがある関係で、ランチタイムには混みあうことが予想されますので、通り沿いのカフェでモーニングや朝のコーヒーをいただきながらのお花見か、夜間のライトアップの時間帯がおすすめです。

SAKURA FES NIHONBASHI

上野恩賜公園と同様、3月中旬から4月初旬まで、江戸桜通りでもお祭りが開催されます。

老舗のグルメや今話題の食べ物を屋台形式で味わうことができるほか、日本橋全体で桜から着想を得たスイーツやグルメが多く販売されますので、味覚からも日本の春を感じることができます。

桜のライトアップは23時頃まで行われるので、夕食後の遅い時間にふらっと立ち寄るのもおすすめです。

江戸桜通りの所在地

東京都中央区日本橋本町1-5

江戸桜通りへのアクセス

江戸桜通りは、東京駅八重洲北口から徒歩2分と、アクセスしやすい立地にあります。

羽田空港から東京駅までリムジンバスを利用する場合は45分程度、成田空港から東京駅までリムジンバスを利用する場合は70分程度です。

平野神社(京都府)

関西でお花見を楽しみたいのであれば、京都の平野神社がおすすめです。

平野神社には約60種類・400本の桜が植えられており、早咲きの品種は3月中旬から、遅咲きの品種は4月下旬頃から咲き始めますので、約1か月にわたって桜の見ごろが続く、関西屈指のお花見スポットです。

江戸時代から「平野の夜桜」として日本全国に知られている夜桜のライトアップは、日没から21時頃まで行われます。

桜花祭

毎年4月10日には、「桜花祭」という神事が執り行われます。

桜花祭の起源は1000年前までさかのぼり、総勢200名が伝統的な着物に身を包んで周辺地域を巡幸する時代行列は、圧巻です。

平野神社の所在地

京都府京都市北区平野宮本町1

平野神社へのアクセス

平野神社にアクセスするには、京都駅から市バスに市バス[205][50]系統に30分ほど乗車し、「衣笠校前」で下車した後に3分ほど歩く方法が便利です。

京都駅までは、関西国際空港からの高速バスで所要時間90分前後です。

合浦公園(青森県)

本州最北端の青森県では、4月中旬頃から桜が開花します。

訪日スケジュールが4月後半になる場合は、青森県を含む東北地方や、北海道でのお花見がおすすめです。

特に、青森県の合浦公園ではソメイヨシノを中心に、しだれ桜、里桜など約600本の桜が公園中に咲き乱れます。

遊歩道を覆いつくすように桜が咲く様子は、まさに桜のトンネルのようで、絶好の撮影スポットです。

青森春まつり

合浦公園では、4月半ばから下旬にかけて、「青森春まつり」が開催されます。

多くのイベントが開催され、露店が出店するほか、18時〜21時30分までは、日本の伝統的な照明の「ぼんぼり」に火が灯り、幻想的な雰囲気の夜桜を楽しめると評判です。

合浦公園の所在地

青森県青森市合浦2丁目17−50

合浦公園へのアクセス

合浦公園のある青森県へは、東京駅から新幹線、もしくは夜行バスでアクセスできます。新幹線の場合は3時間程度、夜行バスの場合の所要時間は10時間程度です。

まとめ

日本中がピンクに染まるといっても過言ではない、お花見シーズン。
日本人がこよなく愛する桜の美しさを体感したい方は、3月中旬から4月にかけてが訪日のチャンスです。しかし、昨今は全国的に暖かくなりやすいため、細かい開花予想は日本の天気予報を確認しながら旅行の計画を立てることをお勧めします。

ぜひ日本の満開の桜を見ながらお花見を楽しんでみてください。