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2024/05/30
福島のご当地B級グルメ「浪江焼きそば」とは?特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
浪江焼きそばは、福島県双葉郡浪江町で誕生したご当地B級グルメです。学校給食でも親しまれている浪江焼きそばは、地元の人々に愛されているソウルフードです。
そんな浪江焼きそばの特徴や歴史について探っていきましょう。
浪江焼きそばの特徴

浪江焼きそばの最大の特徴は、極太の中華麺です。通常の約3倍もある太さの麺は、まるでうどんのようです。具材はシンプルに豚肉ともやしのみ。麺と具材をラードで炒めて、こってりとした濃厚なソースで仕上げています。
食べごたえのある浪江焼きそばは「安くておいしい」と地元の人々にも親しまれています。一味唐辛子をかけるのが通な食べ方だそうです。
浪江焼そばの定義は、豚肉ともやし、中華麺の太麺を使いソース味であることです。また「浪江焼麺太国」の認定を受けたお店では、9頭の馬が描かれているお皿で提供されます。地元の大堀相馬焼に300年以上伝わる9頭の馬は、開運成就を意味しています。
お皿に盛り付けられた浪江焼きそばは、麺も具材もきれいなソース色に染まっています。濃厚なソースと豚肉のうま味をたっぷり吸い込んだ極太麺は、モチモチ食感です。シャキシャキ食感のもやしにも味が染み込んでいます。浪江焼きそばを食べると、コク深い味わいが口の中に広がります。
浪江焼きそばは、具材を炒めソースを加えたら水分がなくなるまで炒めるのがコツです。麺と具材をソースで軽く煮込むようなイメージです。
ラードを使うのにもこだわりがあります。ラードで炒めることによって、さらにこってり感がでます。サラダ油で作るとまったく違う味わいになってしまいます。シンプルな料理だからこそ、味を極めるのがむずかしいそうです。
浪江焼きそばの歴史
浪江焼きそばが誕生したのは、福島県東部の海沿いの町「浪江町」です。「浪江焼麺太国」の麺房長官の浅見さんによると、70年前ぐらいからあったといわれています。
農業や漁業、林業が盛んだった浪江町は、労働者のために「安い材料で腹もちのいい」豚肉ともやし、極太の中華麺で焼きそばを作っていました。焼きそばの専門店があったわけではなく、食堂や居酒屋で提供されていたそうです。
発祥のお店として有名なのは、当時の国鉄浪江駅近にあった「浪江名物元祖焼そば 縄のれん」です。現在は閉店していますが、昭和30年(1955年)に極太の麺を使用した焼きそばを提供しはじめたのが浪江名物になったといわれています。
地元の人が県外で焼そばを食べたとき「こんなに細いのが焼きそば?」と不思議に思った方が多かったそうです。
そして、平成20年(2008年)に浪江町商工会青年部が町おこしのため「浪江焼麺太国」という団体を設立しました。当時焼きそばに名前はありませんでしたが、浪江焼麺太国が活動をはじめるときに、県外の方に向けて「浪江焼そば」と名付けました。
「浪江焼麺太国」は、ナポレオンを意識し、頭の上に焼きそばを乗せた特徴的なファッション「焼きそば太王」を中心に広報活動しています。そして、浪江焼麺太国が徐々に理解されるようになると、飲食店に認定会員になってもらい、みんなで統一感を持った活動ができるようになったそうです。
それぞれのお店で麺の太さやソースの味に違いはありますが、浪江焼きそばは地元の人々に愛され続けているソウルフードです。愛知県豊川市で2013年に開催された「第8回B-1グランプリ」では、浪江焼きそばが優勝に輝きました。
福島の観光情報とアクセス方法
福島にはさまざまな観光スポットがありますが、まずは福島の中心にある郡山市を観光してみてはいかがでしょうか。郡山市には、美しい自然を楽しめる観光スポットが多くあります。そのなかでも、おすすめの観光スポットを3つ紹介します。
猪苗代湖

キャンプやマリンスポーツを楽しめる猪苗代湖は、日本で4番目に大きな湖です。面積は約103平方km、深さは約93mもあり、会津若松市、郡山市、猪苗代町にまたがっています。澄んだきれいな水であることから「天鏡湖」という別名も。そんな猪苗代湖は、白鳥の飛来地としても有名で人気の観光スポットです。
郡山布引風の高原

標高約1,000mの郡山布引風の高原は、猪苗代湖の南側にあり、絶好のロケーションです。日本最大の風力発電所でもあり、33基の巨大な風車が設置されていることから「風の高原」ともよばれています。巨大風車の下に咲き誇る季節の花々には癒されます。夏はひまわり、秋はコスモスを楽しめる観光地です。
郡山カルチャーパーク

広々とした敷地にあるカルチャーパークは、遊園地や屋内遊び場、体育館などがある複合施設です。遊園地の「ドリームランド」には、ジェットコースターやゴーカート、観覧車などのアトラクションがあります。芝生広場もありピクニックなども楽しめるので、ファミリーにも人気です。夏はウォータースライダーがあるプールで遊べます。
グルメも観光も楽しめる郡山市は、福島県の中心にあるので県内各地へのアクセスにも便利です。郡山市は、東京から新幹線で約2時間のところにあります。
車でゆっくりドライブを楽しみながら福島に向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。
福島県双葉郡浪江町の位置
まとめ
浪江焼きそばは、食べごたえのある太い麺が使われているので、満足感が高い一品です。こってりした味わいと食感がクセになります。
福島に訪れた際は、浪江焼きそばをぜひ食べてみてくださいね。
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