富山県

2024/06/19

ご当地B級グルメ「富山おでん」とは?特徴や歴史を紹介!

おでんは、地域によって味付けや具材が違い、さまざまな種類があります。富山で親しまれているおでんも、ほかの地域と違った点があり個性的です。

そんな富山おでんの特徴や歴史について探っていきましょう。

富山おでんの特徴

富山おでんの大きな特徴は、おでんにたっぷりトッピングされているとろろ昆布です。とろろ昆布を含めて、一人あたりの昆布の消費量が日本一の富山県ならではのおでんです。

また、富山おでんは、地元の食材を使った具材を入れるのが決まりとなっています。大根や玉子、ちくわなど一般的なものに加えて、必ず1品以上は、地元の食材を使った具材が入っています。紅白かまぼこや赤巻かまぼこなどは定番の具材です。

富山ならではのめずらしい具材は、こんにゃくの薄切りを串刺しにした「あんばやし」や、細いたけのこの「すす竹」、白えび入りのつみれなどです。透明感があり、淡いピンク色の白エビは「富山湾の宝石」ともよばれています。

このほかには、カニ面などが人気です。カニ面といってもお店によって違いがあります。カニの身とカニみそ、内子と外子を甲羅に詰めすり身でふたをしたものや、カニの身や白身魚のすり身、野菜やきのこ類をたっぷり詰めたものがあります。

味付けは、基本的に自由ですが、昆布やかつお節と塩でとっただし汁がベースで、醤油は入れません。薄めのだし汁が、具材の味と混ざり合っておいしくなります。最後にのせるとろろ昆布によって、だしの風味がより豊かになります。

また、おでんのだしを吸いこんだとろろ昆布と具材を一緒に食べれば、さらにおいしくなります。とろろ昆布のとろっとした食感がたまりません。だしのうま味がたっぷりの富山おでんは、からしを付けずにそのままの味わいを楽しみます。

富山おでんの歴史

富山県は一人あたりの昆布の消費量が日本一です。とろろ昆布と地元の食材を全国各地に広めようとしたのがきっかけで「富山おでん」の開発がはじまりました。

平成21年(2009年)、すり身製造業やかまぼこ製造業、ラーメン店などさまざまな食品関連の企業が、共同でおでんづくりに取り組みます。その後、有志たちが「富山おでん会」を発足し、PRをはじめました。とろろ昆布だけでなく白エビを加えるなど、富山おでんは進化を続けています。

「富山おでん会」では、地元の食材を使ったご当地おでんを通して、富山の食の魅力を全国各地に広める活動をしています。

富山県の観光情報とアクセス方法

富山県には、さまざまな観光スポットがあります。今回は、富山県で人気の観光スポットを3つ紹介します。

黒部ダム

昭和38年(1963年)完成した「黒部ダム」。大自然のなかにつくられた日本最大級の黒部ダムは「世紀の大事業」ともよばれています。黒部ダムでは、初夏から秋にかけて観光放水が行われます。毎秒10トンから15トンもの水が霧状となって放水している様子は圧巻です。

また、湖上からの景色が楽しめる「黒部湖遊覧船ガルベ」も人気です。レストハウスで食べられる「黒部ダムカレー」や「幻の埋蔵金ソフトクリーム」も必見です。

みくりが池

室堂ターミナルから徒歩数分の場所にある「みくりが池」。澄んだ湖面が美しい「みくりが池」は室堂のシンボルです。約1万年前にできた周囲約630m、水深約15mの火山湖は、北アルプスで最も美しい火山湖だといわれています。

6月までは深い雪で覆われていますが、7月から10月は紺碧の湖面に雄大な山々を映し出してくれます。秋には紅葉が楽しめる絶景スポットに。運が良ければ、特別天然記念物のライチョウに出会えます。

立山黒部アルペンルート

「立山黒部アルペンルート」は、高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ世界有数の山岳観光ルートです。総延長37.2km、最大高低差1,975mの立山黒部アルペンルートは、中部山岳国立公園内にあります。

富山県の「立山駅」から長野県の「扇沢駅」までケーブルカーやロープウェイなどを乗り継いで気軽に横断できます。いくつもの景勝地をめぐって、雲上に広がる雄大な大自然を満喫できる人気の観光スポットです。

グルメも観光も魅力的な富山には、さまざまなアクセス方法があります。日本三大都市でもある東京、大阪、名古屋からも近くアクセスが便利です。

東京から向かう場合は、飛行機がおすすめです。羽田空港から富山空港までは約1時間で到着します。東京から新幹線で向かう場合は、約2時間です。名古屋や大阪方面からは、新幹線で3〜4時間程度です。

車でゆっくりドライブを楽しみながら富山に向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。

富山県の位置

まとめ

富山おでんの魅力はとろろ昆布だけではありません。富山で有名な練り物やめずらしいカニ面なども楽しめます。変わり種を提供しているお店もあるので、食べ比べをしてみるのもおすすめです。

富山に訪れた際は、富山おでんをぜひ食べてみてくださいね。

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