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2024/10/29
鹿児島のご当地B級グルメ「黒豚」とは?特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
「かごしま黒豚」は、鹿児島県を代表するブランド豚です。薩摩半島の豊かな自然環境のなかで育てられ、その独自の肉質と風味で全国的に愛されています。
そんなかごしま黒豚の特徴と歴史について探っていきましょう。
かごしま黒豚の特徴
かごしま黒豚の魅力は、きめ細やかな肉質と豊かな旨みににあります。筋繊維がとても細かいので、やわらかく歯切れがいい独特の食感を楽しめます。また、中性糖やアミノ酸が豊富に含まれているので、自然な甘みが口いっぱいに広がります。
注目すべきは、脂肪が溶ける温度が高く、脂がべたつかず後味がさっぱりとしている点です。このため、脂っこい肉が苦手な方にも喜ばれ、幅広い層から支持されています。また、黒豚は水分を適度に含んでいるので、脂肪が少なくてもジューシーさを失わず、そのうえ良質なタンパク質が豊富で消化吸収にも優れています。
かごしま黒豚には、血液循環をサポートする成分や美肌を保つコラーゲンも含まれ、アンチエイジング効果が期待される食材としても注目されています。
かごしま黒豚の定義
かごしま黒豚は、鹿児島県黒豚生産者協議会が定めた厳しい基準を満たすものだけが名乗ることを許されています。純粋なバークシャー種から生産され、特徴的な「六白(四肢、鼻、尾にある白い斑点)」を持つ豚です。
育成後期には、鹿児島特産のさつまいもを10〜20%混ぜた特別な飼料を60日以上与えることで、さっぱりとした脂と引き締まった肉質を実現。抗酸化作用のあるビタミンEが豊富なさつまいもは、黒豚の赤身肉の質も高めています。
一般的な豚よりも時間をかけてじっくり育てられるかごしま黒豚は、約230〜270日かけて成長させることで、その肉質のよさを引き出しています。
かごしま黒豚の食べ方

かごしま黒豚のおいしさを味わうなら、しゃぶしゃぶ、せいろ蒸し、とんかつがおすすめです。
しゃぶしゃぶでは、黒豚の甘みと旨みを存分に味わうことができます。熱々のだしにくぐらせることで、脂のさっぱりとした後味とともに、肉の本来のおいしさが引き立ちます。
また、せいろ蒸しでは、蒸すことで黒豚のジューシーさがそのまま楽しめ、野菜と一緒に食べれば栄養バランスも抜群です。とんかつは、カリッとした衣のなかに、やわらかくジューシーな黒豚が包まれていて食べ応えがあります。旬の野菜とともに、一年を通して楽しめます。
かごしま黒豚の歴史
かごしま黒豚の歴史は、約400年前にさかのぼります。琉球(現在の沖縄)から鹿児島に渡った豚が薩摩藩主・島津家久によって導入されたことがはじまりです。この黒豚は地域に根付き、長年鹿児島の名物として親しまれてきました。
幕末には水戸藩主・徳川斉昭や西郷隆盛も黒豚の味を愛し、全国に名声が広がりました。明治時代にはイギリスのバークシャー種との交配が進み、品種改良が行われ、現在の黒豚が完成しました。
昭和30年(1955年)代に一度生産が減少しましたが、生産者たちの努力により復興し、平成11年(1999年)には「かごしまブランド」として認定されました。
鹿児島の観光スポット
黒豚を楽しめる鹿児島には、さまざまな観光スポットがあります。今回は、鹿児島にある3つの人気観光スポットを紹介します。
西郷隆盛銅像

鹿児島を象徴する歴史的人物といえば「西郷どん」こと西郷隆盛です。没後50年を記念して建てられた「西郷隆盛銅像」は、鹿児島市内で最も人気のある歴史的スポットの一つです。
銅像は、緑豊かな城山の自然を背景に、西郷隆盛が軍服姿で堂々と立っている姿がとても印象的です。全高約8mの威厳ある姿は、訪れる人々に深い感銘を与えます。東京・上野にも西郷隆盛像はありますが、そちらは着物姿で犬を連れた姿が特徴的です。
城山展望所

桜島を一望できるスポットとして有名な「城山展望所」も、鹿児島を訪れたら欠かせない観光地です。この展望所は、鹿児島市の中心部にありながら、標高107mの山頂から、雄大な桜島や鹿児島市街のパノラマビューを楽しめます。桜島の噴火口や錦江湾を眺める絶好のロケーションは、天気のいい日にはとても美しい景色を堪能できます。
昼間は桜島の力強い姿を堪能でき、夜には鹿児島の街並みが夜景として輝く、昼夜問わず楽しめるスポットです。桜島と鹿児島の街並みを一度に楽しめるこの展望所は、写真撮影やゆっくりとした散策にぴったりです。
いおワールドかごしま水族館

鹿児島市内の海岸沿い、錦江湾に面して建つ「いおワールドかごしま水族館」は、海の生き物を間近に感じられる施設として人気を集めています。特徴的なエイを模した外観も印象的で、館内に一歩足を踏み入れると、黒潮の海をテーマにした大規模な展示が広がります。
特に「黒潮大水槽」は必見で、ジンベイザメやマダラトビエイが悠々と泳ぐ姿は圧巻です。子どもだけでなく大人も楽しめる迫力満点の光景です。さらに、イルカのパフォーマンスが楽しめる「イルカプール」では、元気いっぱいのイルカたちが軽快なショーを披露してくれます。
鹿児島へのアクセス方法
全国の主要都市から鹿児島までの所要時間を紹介します。所要時間は、季節や天気などによって変わります。
【JRでのアクセス】
・新大阪から約3時間50分
・岡山から約3時間
・広島から約2時間20分
・博多から約1時間15分
・熊本から約50分
【飛行機でのアクセス】
・羽田空港から約2時間
・中部国際から約1時間20分
・伊丹空港から約1時間10分
・福岡空港から約45分
・沖縄空港から約1時間20分
JRや飛行機以外にも、高速バスやフェリーで向かう方法もあります。車でゆっくりドライブを楽しみながら鹿児島に向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。
鹿児島県の位置

まとめ
かごしま黒豚は、鹿児島の自然と生産者の情熱によって育まれた、日本を代表するブランド豚です。きめ細やかな肉質と自然な甘み、さっぱりとした脂のバランスが特徴的です。
鹿児島に訪れた際は、黒豚をぜひ食べてみてくださいね。
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