茨城県

2024/02/27

【茨城県】古河の「七福カレーめん」とは?特徴や歴史を紹介

旧日光街道の宿場町として栄えた、古河市。

昔からの街並みや大型の商業施設など、穏やかな景観に都会的な側面をあわせ持つ、近年注目を集めている街です。

そんな古河市でぜひ食べてもらいたいのが「七福カレーめん」。
今回は古河の七福カレーめんの特徴やその歴史についてご紹介します。

古河の七福カレーめんとは?

古河市には、唐辛子の取扱量が日本一の企業があります。その企業と市内の商工会議所、地元の飲食店が協力して誕生したのが、古河の七福カレーめんです。

コンセプトは「めんに合う」カレー。地元で調合されたカレー粉を使い、そばやうどん、ラーメンやスパゲティなどと組み合わせた、個性豊かなメニューが提供されています。

現在、古河の七福カレーめんを提供するお店は、市内に約20店舗。そば屋さんやラーメン屋さん、中華料理店、居酒屋、レストランなど、そのお店の種類は多岐にわたります。

古河の七福カレーめんの歴史

古河のカレーめんは、もともと市内の町おこし事業の中で生まれたご当地グルメです。
地元の有名企業がカレー粉を作っていることに着目した商工会議所のメンバーが、市内の飲食店や企業と協力し、そのカレー粉を使った料理がふるまわれるようになりました。

そんな中、古河市の観光協会が企画した「古河七福神めぐり」が人気となり、それにあやかる形で融合し、現在は「古河の七福カレーめん」として親しまれています。
また、七福神にちなんで、カレーめんには7種類の具材を入れることが共通ルールになっています。

入れる食材は地元の野菜を中心に、えびやホタテなどの海産物をのせるお店もあります。このように、街おこしの企画としてスタートした2つの事業が融合し、今では古河市を代表するイベントの一つになっています。

バリエーション豊か!カレーめんの種類

古河の七福カレーめんは、バリエーション豊かな具材とめんを使ったご当地グルメです。今回はその中からいくつかの種類に分けてご紹介します。

そば・うどん

市内で提供されている七福カレーめんのなかでも、種類が多いのはそばやうどんなどの和麺とのコラボレーション。

7種類の具材が入っているため、季節の食材を取り入れた鮮やかなトッピングが目を引きます。そばは温かい汁につけて食べるスタイルや、たっぷりのカレーソースをかけて仕上げるスタイルなど、盛り付け方はお店によってさまざまです。

ラーメン

ちょっぴり珍しいラーメンとのコラボレーションもあります。カレー風味のあんかけをのせたカレーラーメンや牛肉入りのカレーめんなどは、スパイシーな香りと中華麺との相性がよく、思わずお箸が止まらなくなるおいしさです。

パスタ・グラタン

洋風メニューとのコラボレーションしたカレーめんもあります。スパゲティの上にかかっているものは、一見ミートソースのように見えますが、れっきとしたカレーです。
海の幸がたっぷりと入ったカレースパゲティや、自家製ホワイトソースに特製の欧風カレーをかけて仕上げた贅沢な一品もあります。

古河の七福カレーめんの魅力

七福カレーめんの大きな魅力は、特製のカレー粉を起点に、麺の種類にこだわらず独自の味を極めた一品が食べられることです。
風味豊かなカレー粉を加えた料理の数々は、スパイシーな辛さの中にマイルドなコクや奥深い旨みが感じられます。

また、古河市を訪れた方へのおもてなし料理の意味もある「七福カレーめん」は、使う前にお店で焙煎して香りを引き出していたり、ほかの食材とのバランスを考えて風味づけに活用されていたりと、そのさじ加減がおいしさの秘密になっています。

古河市の観光スポット

ここからは、古河市のおすすめ観光スポットをご紹介します。茨城の小京都と呼ばれる古河市は、江戸時代に城下町として栄えており、街のなかにその面影を感じるような建物がいくつかあります。

古河公方(こがくぼう)公園には、公方ゆかりの史跡や復元された御所沼(ごしょぬま)のほか、桃の名所として、春には約1600本の花桃が咲き誇ります。約22万平方メートルの広大な敷地には、国の文化財である古民家やカフェテラス、美しい蓮の池など、自然と文化が融合した趣のある景観が楽しめます。

また、3月から4月にかけては「古河桃まつり」が開催され、毎年多くの観光客でにぎわいます。加えて、ユネスコとギリシャが主催の「メリナ・メリクーリ国際賞」を受賞した、日本初の公園でもあります。

もう一つ、古河市でおすすめしたい観光スポットは、道の駅まくらがの里です。

こちらでは新鮮な野菜や名物のおったまげ天丼が食べられ、こしひかり玄米ロールも人気を集めています。

直売所コーナーでは、定期的に野菜の詰め放題が行われ、お正月には甘酒のふるまいからスタートするなど、年間を通して楽しいイベントが充実していますよ。

古河市へのアクセス

ここからは、古河市へのアクセスについてご紹介します。茨城県の西端に位置する古河市。西側には埼玉県、北側には栃木県、東側と南側には結城市や五霞町(ごかまち)など、ほかにも多くの市と接している街です。

東京やさいたま市、宇都宮市などの主要都市からもアクセスがしやすく、JR宇都宮線や国道4号、新4号国道などの道路を使って向かうことができます。

東京から古河駅までは、JR上野東京ラインを利用すると便利です。約80分で到着します。

新幹線を利用する場合は、JR東北本線に乗って、宇都宮線または上野東京ラインなどに乗りかえると、古河駅まで行けます。盛岡、仙台、福島方面からの乗車は、それぞれ約2時間40分、約2時間、約1時間40分の道のりで、乗り換えが1回で済むのもうれしいポイントですね。

茨城県古河市の位置

まとめ

今回は茨城県古河市のご当地グルメ、「七福カレーめん」についてご紹介しました。

地元で調合された特製のカレー粉を使って作る七福カレーめんは、具材も豊富で、幸福感に満ちあふれたメニューです。

古河市を訪れた際は、ぜひ召し上がってみてくださいね。

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