熊本県

2024/05/27

熊本のご当地B級グルメ「太平燕」とは?特徴や歴史を紹介!

熊本の学校給食でも出されている「太平燕(タイピーエン)」。聞き慣れない料理ですが、地元の人々にとっては食べ慣れた「ふるさとの味」です。

そんな太平燕の特徴と歴史について探っていきましょう。

太平燕の特徴

太平燕は、春雨とたっぷりの具材で作られるヘルシーな料理です。豚肉やエビ、キャベツやにんじんなどの旬の野菜も使われます。鶏ガラと豚骨をベースにしたスープを使い、揚げ玉子をトッピングするのが特徴です。

太平燕の基本的な作り方は、まず鍋に少量の油をひき、豚肉や野菜などの具材を炒めます。そしてスープと春雨を入れて煮込んだら、塩コショウで味を整えてお皿にうつします。最後に揚げ玉子をトッピングしたら完成です。

シンプルな料理だからこそ、スープ作りと短時間で調理することが重要です。お店ごとに工夫をこらして太平燕を作っています。しょうゆ味や塩味、とんこつ味などバリエーション豊富で、地元の人々に愛されています。

太平燕は、中華麺ではなく春雨が使われているので、とってもヘルシーです。つるつるとしたのど越しのいい春雨には、具材のうまみが凝縮したスープが染み込んでいます。あっさりしていますがコクのある味わいです。具材たっぷりでボリュームのある太平燕は、栄養満点の一品です。

太平燕の歴史

太平燕は、もともと中国福建省に伝わる郷土料理です。中国福健省などで「天下太平の宴」という意味を持つ太平燕は、お祝いの席などでよく食べられています。

明治時代、九州に渡ってきた中国人が熊本を訪れたときに太平燕を作ったのがはじまりと考えられています。日本では、1900年ごろ、中国福建省の出身者の宴会で、大皿料理として太平燕が提供されたという記録が残っています。

そのとき伝えられた「太平燕」は、中国福建省のものとは、ずいぶん違ったそうです。中国福健省の「太平燕」は、アヒルの卵が入ったワンタンスープのような料理です。豚肉とサツマイモのでんぷんを練り込んで作る「扁肉燕(ビェンニュッイェン)」という福健省伝統のワンタンが入っています。

ですが、当時の日本ではアヒルの卵を手に入れるのが難しく、代わりにニワトリの卵を使ったそうです。また、扁肉燕の代わりに春雨が使われました。このアレンジによって、中国ではスープ料理だった太平燕が、日本では麺料理に変わりました。

「太平燕」発祥のお店は諸説ありますが、1933年(昭和8年)に開店した「中華園」と「会楽園」、翌年開店した「紅蘭亭」という説があります。この3つの中華料理店は「太平燕の御三家」とよばれています。ですが、残念ながら「中華園」は、閉店しました。

太平燕は、熊本県知事が熊本の名物料理として紹介したことで全国に知られるようになり、地元では給食で登場するようになりました。

熊本の観光情報

太平燕が食べられる熊本は、九州のほぼ真ん中にあります。世界有数の活火山・阿蘇山があることから「火の国」とよばれています。また、湧水がたくさんあることから「水の国」とも。

さらに、各地に美しい森があり、熊本市は「森の都」ともよばれています。そんな豊かな自然に恵まれた熊本のおすすめ観光スポットを紹介します。

熊本城

 日本三名城の一つといわれている熊本城は、加藤清正によって築城されました。見どころは「武者返し」と呼ばれる反りのある高い石垣です。天守閣内部では、熊本城の歴史をたどれる展示があります。最上階の展望フロアでは、熊本の市街地を一望できます。

桜の馬場 城彩苑

熊本城のふもとにある「桜の馬場 城彩苑」は、城下町の家屋を再現した観光施設です。ビュッフェレストランやくまもと酒蔵、麺屋などがあり、お食事やお買い物を楽しめます。熊本城にまつわる歴史や文化を楽しく学べる「熊本城ミュージアムわくわく座」は、子どもだけではなく大人にも人気です。

水前寺成趣園

「水前寺成趣園」は、阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心に散策できる池泉式回遊庭園です。寛永9年(1632年)、肥後細川初代藩主・細川忠利公が御茶屋を建てたのがはじまりで、三代目藩主綱利公の時代に完成しました。四季折々の自然を楽しめる水前寺成趣園は、地元の人々にも親しまれています。

熊本へのアクセス方法

熊本へのアクセス方法はさまざまです。ほとんどの方は、JRや飛行機を利用されます。

全国の主要都市から熊本までの所要時間を紹介します。所要時間は、季節や天気などによって変わります。

【東京から熊本へ】
・羽田空港から阿蘇くまもと空港まで約1時間40分
・成田国際空港から阿蘇くまもと空港まで約1時間40分
・東京駅から熊本駅まで約5時間40分

【大阪から熊本へ】
・伊丹空港から阿蘇くまもと空港まで約1時間10分
・新大阪駅から熊本駅まで約3時間
・大阪駅前(サンライス号)から熊本桜町バスターミナルまで約10時間

【名古屋から熊本へ】
・中部国際空港から阿蘇くまもと空港まで約1時間30分
・県営名古屋空港から阿蘇くまもと空港まで約1時間30分
・名古屋駅から熊本駅まで約4時間10分

【京都から熊本へ】
・京都駅八条口(サンライズ号)から熊本桜町バスターミナルまで約12時間10分

【広島から熊本へ】
・広島駅から熊本駅まで約1時間40分
・広島ICから熊本ICまで約4時間30分

【福岡から熊本へ】
・博多駅から熊本駅まで約40分
・大宰府IC → 熊本IC 約1時間10分
・博多バスターミナル(高速ひのくに号)から桜町バスターミナルまで約2時間

まとめ

太平燕は、春雨とたっぷりの具材が使われている麺料理です。お店ごとに違った味わいを楽しめるので、食べ比べるのもおすすめです。

熊本に訪れた際は、太平燕をぜひ食べてみてくださいね。

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