ランキング
2024/06/13
埼玉のご当地B級グルメ「こうのす川幅うどん」とは? 特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
うどんの生産量が全国第2位の埼玉県では、さまざまなうどんが食べられます。誕生してから地元の人々に親しまれている「こうのす川幅うどん」もその一つです。インパクトのある見た目から観光客からも人気のあるご当地B級グルメです。
そんなこうのす川幅うどんの特徴や歴史について探っていきましょう。
こうのす川幅うどんの特徴

こうのす川幅うどんは、麺の幅が広いのが特徴で、5cm以上あります。お店によっては幅が10cm近くあるものもあります。厚さもさまざまですが、だいたい2〜3㎜程度です。インパクトがあり、食べごたえもあります。箸で持ち上げるとかなりの重さがあります。
幅が広いので、普通のうどんのようにすすって食べられません。無理をするとせき込んでしまうので、少しずつ切って食べましょう。お店によっては、ナイフやフォークを貸してくれることもあります。
こうのす川幅うどんは、なめらかな食感がありながら、コシが強くもちもちとした弾力があるのも特徴です。ざるうどんや煮込みうどん、カレーうどんなど、さまざまなメニューがあります。提供しているお店は「こうのす川幅うどん」と書かれた幟旗を目印に掲げています。
こうのす川幅うどんの歴史
鴻巣市と吉見町のあいだを流れる荒川は、平成20年(2008年)2月に国土交通省の調査によって川幅が日本一と認定されました。普段の川幅は数十mですが、国土交通省は河川敷を含めた堤防のあいだを「川幅」と定めているので、河口より上流62km地点の両堤防間の幅が2,537mで、日本最長となります。現在、御成橋のたもとと吉見町大和田の堤防には「川幅日本一の標柱」が建てられています。
平成21年(2009年)8月、2,537mという日本一の川幅にちなんで誕生したのが、幅約8cmの「こうのす川幅うどん」です。こうのす川幅うどんを開発したのは、平成8年(1996年)に開業した「めん工房 久良一」の店主である小峰さんです。
小峰さんは、市の方から「川幅日本一をモチーフにした幅の広いうどんを作りませんか?」と、声をかけられたのがきっかけで「こうのす川幅うどん」を考案しました。うどんの幅や厚さを変えた試作品を市の方に食べてもらったのが川幅うどんのはじまりです。
ですが、幅広いうどんを作るのは簡単ではありませんでした。ただ麺の幅を広くしただけでは食べづらく工夫が必要でした。そのため、通常の3倍以上の時間をかけてうどんを打ち、茹でても切れないようにギリギリの薄さまで麺を伸ばして作ったそうです。打ったあとも麺を丁寧に扱い、冷蔵庫に入れて寝かせるのがおいしい「こうのす川幅うどん」を作るコツだそうです。
「こうのす川幅うどん」を提供しはじめたころは、残して帰るお客さんもいたそうですが、平成22年(2010年)の「第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」の初出場で準優勝すると、一気に人気となりました。「こうのす川幅うどん」を提供するお店も増えていき、平成27年(2015年)「第12回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」では、念願の初優勝を果たしました。
埼玉県鴻巣市の観光情報とアクセス方法
埼玉に訪れた際は、こうのす川幅うどんが食べられる鴻巣市で観光も楽しんでみてはいかがでしょうか。今回は、鴻巣市にある3つの人気観光スポットを紹介します。
元荒川の桜並木

「元荒川」周辺は、県内でも有数の桜の名所です。3月下旬から4月上旬にかけて、元荒川周辺には、約500本の桜が咲き誇ります。
川の両岸には2.5kmの長さの親水護岸が整備されているので、散策もおすすめです。提灯が点灯される夜には、幻想的な空間で夜桜見物を楽しめます。
鴻神社

こうのとりの伝説を伝えている「鴻神社」。子授け、安産のご利益がある神社として有名で、多くの参拝客が訪れています。
樹齢500年以上といわれている「夫婦銀杏」や、境内にある「三狐稲荷神社」などが見どころです。鴻神社では、こうのとりにちなんだ「こうのとりみくじ」や「こうのとりのたまごお守り」が人気です。
鴻巣市産業観光館「ひなの里」

鴻巣市産業観光館「ひなの里」では、鴻巣の特産であるひな人形を中心に、江戸時代から伝わる貴重な資料が展示されています。
全国的に残っている数が少ない貴重な「鴻巣雛」は必見です。また、享保雛や古今雛など、さまざまな時代のひな人形を楽しめます。鴻巣の特産品の販売もしているので、お土産に購入できます。
グルメも観光も楽しめる鴻巣市は、都心から近く、アクセスも良好です。東京からは車で約1時間です。名古屋からは新幹線を乗り換えて約3時間で到着します。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。
埼玉県鴻巣市の位置

まとめ
「日本一の川幅」をイメージして作られた幅の広い「こうのす川幅うどん」は、インパクトがありボリューム満点です。川の流れのようになめらかな食感でモチモチしている「こうのす川幅うどん」は、多くの方に愛されています。
埼玉に訪れた際は、こうのす川幅うどんをぜひ食べてみてくださいね。
\ テンポススター加盟店を募集中! /