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2024/09/17
鹿児島のご当地B級グルメ「さつま揚げ」とは?特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
全国的に有名なさつま揚げは、鹿児島県の伝統食品です。地元の人々からは「つきあげ」とよばれ、その味わい深さから長年にわたり愛され続けています。
そんなさつま揚げの特徴や歴史について探っていきましょう。
さつま揚げの特徴
さつま揚げは、魚肉のすり身に砂糖や塩などを加えて味付けし、シャキシャキとしたごぼうや色鮮やかなにんじんなどを練り込んで、油でカラッと揚げたものです。
地元で獲れた魚が原料として使われることが多く、その種類はさまざまです。アジやサバ、トビウオなどが一般的ですが、エソやハモ、グチなどの高級魚が使われることもあります。多くの場合は、2種類以上の魚を組み合わせて作られるので、魚の旨みがたっぷり詰まっています。
さつま揚げの形も丸形や四角などさまざまで、食材を混ぜ込んだり包み込んだりしたものもあり、バリエーション豊富です。種類が多く、お土産としても人気が高いです。
さつま揚げは、おかずとしてもおつまみとしても一年中楽しめるので、季節を問わずよく食べられています。
さつま揚げの食べ方

さつま揚げは、そのままでも十分おいしく、一口食べると口のなかに甘みと旨みが広がります。レンジやトースター、フライパンなどで軽く温めると風味が増し、外はカリッと中はモチッとした食感を楽しめます。
さつま揚げはほんのり甘めの味付けなので、ピリッとしたわさび醤油やあっさりしたおろしポン酢をつけて食べるのもおすすめです。マヨ醤油もよく合い、特にお子さまにぴったりです。
また、さつま揚げは、野菜炒めや卵とじなど、焼いたり煮たりとアレンジがしやすいメリットもあります。さまざまな料理に使えるので、幅広く親しまれています。
さつま揚げの歴史
さつま揚げのルーツは、冷蔵技術が未発達だった時代にさかのぼります。
大量に獲れた魚を無駄なく利用するために、魚肉練り製品が生まれました。最初に登場したのはかまぼこで、平安時代には魚のすり身を竹に巻き付けて焼いた、現在のちくわに似たものが作られていました。
「さつまあげ」が一般に広まったのは江戸時代です。薩摩藩の28代当主、島津斉彬は当時琉球(現在の沖縄)との交流を深めていて、沖縄での揚げ物文化に触れていました。
沖縄では中国から伝わった揚げ物技術を使って、魚のすり身を油で揚げた料理を「チキアギ(チキアーギ)」とよんでいました。この技法が薩摩に伝わり、改良して作られたものが「つけあげ」とよばれるようになったといわれています。
「つきあげ」は、やがて「さつま揚げ」とよばれ親しまれるようになりました。さつま揚げは、その歴史を通じて、日本の食文化に深く根付いた伝統的な食品となっています。
鹿児島の観光スポット
焼酎を楽しめる鹿児島には、さまざまな観光スポットがあります。今回は、鹿児島にある3つの人気観光スポットを紹介します。
桜島

錦江湾に浮かぶ桜島は、鹿児島のシンボルとされています。季節や時間、眺める場所によってさまざまな表情を見せる桜島は、約26,000年前に誕生しました。高さは、1,117ⅿ(北岳・御岳)あり、面積は約80km²、周囲は約52kmです。北岳と南岳の2つの火山が合体しているので、鹿児島市街地からは横長に見えます。
噴煙を上げ続ける桜島の姿には、多くの方々が魅了されています。日本だけではなく、海外からも観光客が訪れるほどです。溶岩原や展望スポットでは、日常とかけ離れた景色を楽しめます。
仙巌園

「仙巌園」は、万治元年(1658年)に造られた島津家の別邸跡とその庭園です。日本を代表するともいわれる大名庭園で、平成27年(2015年)には世界文化遺産に登録されました。庭園からは、錦江湾と桜島など雄大な景色が楽しめます。
広大な庭園では、四季折々の花や緑を楽しみながら散策を楽しめます。猫を祀った「猫神社」や全長約11mの巨大岩の「千尋巌」など見どころが多い人気の観光スポットです。また、敷地内には和風カフェや郷土料理を楽しめるレストランなどもありますよ。
長崎鼻

長崎鼻は、薩摩半島の最南端に突き出た岬のことです。ウミガメの産卵地でもある長崎鼻は、浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられていて「竜宮鼻」の別名を持ちます。岬からは薩摩富士とよばれる開聞岳(かいもんだけ)が眺められます。また、海上に浮かぶ屋久島や硫黄島の景色を楽しむことも。青い海と空、山が一面に広がる景色は雄大です。
岬にある薩摩長崎鼻灯台は、日本ロマンチスト協会が展開している「恋する灯台プロジェクト」で「恋する灯台」に認定されています。灯台までは遊歩道が整備されていて、カップルのデートスポットとしても人気です。
鹿児島へのアクセス方法
グルメも観光も魅力的な鹿児島には、さまざまなアクセス方法があります。ほとんどの方は、JRや飛行機を利用されます。
鹿児島へのアクセス方法
全国の主要都市から鹿児島までの所要時間を紹介します。所要時間は、季節や天気などによって変わります。
【JRでのアクセス】
・新大阪から約3時間50分
・岡山から約3時間
・広島から約2時間20分
・博多から約1時間15分
・熊本から約50分
【飛行機でのアクセス】
・羽田空港から約2時間
・中部国際から約1時間20分
・伊丹空港から約1時間10分
・福岡空港から約45分
・沖縄空港から約1時間20分
JRや飛行機以外にも、高速バスやフェリーで向かう方法もあります。車でゆっくりドライブを楽しみながら鹿児島に向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。
まとめ
さつま揚げは、鹿児島の豊かな自然と歴史を感じさせてくれるご当地B級グルメです。今では全国に人気が広がり、多くの人々に愛されています。
鹿児島に訪れた際は、さつま揚げをぜひ食べてみてくださいね。
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