2023/10/19

餃子好き必見!気になるルーツや種類・楽しみ方を解説!

みんな大好き「餃子」。
ごはんのおかずにはもちろん、おつまみにもぴったりな一品ですよね。

もともとは中国料理の一つで、古くは紀元前から、小麦粉で作った皮に肉や魚、野菜などを包んで食べていたそうです。今回はそんな歴史のある料理「餃子」の知られざるルーツや種類、おすすめの楽しみ方など、をたっぷりとご紹介します。

餃子の歴史やルーツを知ろう

「餃子」は漢の時代(紀元前206~220年頃)に、小麦粉で作った生地に肉や魚、野菜などを包んで食べられたのが、始まりではないかと言われています。

その後、14〜15世紀頃に中国の旧正月など、おめでたい席で食べられるようになったそう。

その理由は、当時中国で使われていた貨幣と「餃子」の形が似ていたことから、「お金に恵まれるように」という願いを込めたという説や、餃子の「ジャオズ」という読み方が「子が交わる、子を授かる」という意味の「交子(ジャオズ)」と読みが同じであることから、「子宝に恵まれるように」という願いを込めて食べられていたのだとか。このように、数々の縁起の良いものに例えられることから、「餃子」はおめでたい食べ物として今も中国で親しまれているのです。

日本では、第2次世界大戦後に中国にいた日本人が、満州で食べた餃子の味が忘れられず、日本で売るようになったと言われています。「安くておいしい」、「栄養のバランスやアレンジができる」、「家庭でも作れること」などを理由に、全国へと普及したそうですよ。

「餃子」が全国に普及していくにつれて、日本と中国、それぞれの国の食生活に合わせて食べ方や調理法、味付けが変化していきます。中国では入っていない「にんにく」を入れるようになったのも、日本特有のアレンジによるものなのです。

餃子の種類

日本で「餃子」といえば、真っ先に思いつくのは「焼き餃子」ではないでしょうか。日本で人気の焼き餃子ですが、実は調理法を変えて作るさまざまな食べ方があります。今回は餃子の種類をいくつかピックアップしてご紹介します。ぜひお好みの餃子を見つけてみてくださいね。

水餃子

もちもちとした皮とつるっとなめらかな口当たりの「水餃子」は、中国では最もポピュラーな食べ方です。少し厚めの皮で餡を包み、黒酢や千切りの生姜といただくのが定番だそう。

日本では、ポン酢や酢醤油をつけたり、スープや鍋物の具として食べられたりしますよね。水餃子は茹でることで、プリプリとした皮の食感やつるりとしたのど越しが楽しめます。鍋物に入れると皮が柔らかくなりやすいので、2枚重ねにして包むともっちりとしたコシのある皮に仕上げることができますよ。

蒸し餃子

もっちり透明感のある皮で包んだ、「蒸し餃子」は、せいろなどの蒸し器を使って作られます。油を使わないあっさりとした味わいで、エビやホタテなどの魚介類と相性がよいのも特徴です。形が崩れにくいので、中国では半月型や帽子のような形など、さまざまな包み方で提供されています。

おうちで餃子を作るときは蒸し器がない場合でも、深めのフライパンや鍋を使って作れます。フライパンや鍋に野菜やきのこを敷き詰めて、その上から餃子を並べます。そこに水を加えて蓋をし、火にかけると簡易的な蒸し器のできあがり。蒸気とともに水が減っていくので、少しずつ足しながら蒸してみてくださいね。

焼き餃子

パリパリとした香ばしい皮ともちっとした食感の両方が楽しめる、「焼き餃子」。焼き目をつけることで香ばしい風味が加わり、羽根つきにするとインパクトのある見た目に仕上がります。一口食べると、野菜とお肉のジューシーな旨みが感じられ、さっぱりとしたつけダレとも相性抜群です。

揚げ餃子

最後は、パリパリの食感がたまらない「揚げ餃子」。からりと揚げたコクのある味わいとクリスピーな食感の「揚げ餃子」にとろっとなめらかな甘酢あんをかけても、食感の違いがよいアクセントになって楽しめます。

登場する頻度はそこまで多くない「揚げ餃子」ですが、おいしさのポテンシャルが高く、一口食べるとやみつきになるおいしさですよ。冷めてもくっつかないので、パーティー料理の一品にもおすすめです。

餃子の豆知識

餃子をおいしく焼くコツとは?

「焼き色がつかない」「焼きすぎ」「餃子同士がくっついて皮が破けた」など、ちょっぴりコツがいる餃子の焼き方。今回は焼くときに失敗しないポイントについてご紹介します。

まずは、フライパンを強火で加熱して、油をひきます。フライパンが熱くなったら、いったん火を消して餃子を並べます。このとき餃子同士がくっつかないように1cm位ずつ間隔を開けるのがポイントです。間隔をあけて並べることで、くっついた皮が破れるのを防ぐことができます。

次は中火にして、餃子に軽く焼き色をつけます。ほんのり茶色の焼き目がついたら、熱湯をひとまわしかけて蓋をし、水気がなくなるまで蒸し焼きにします。(5~10分程度)水気がなくなり、パチパチという音が聞こえてきたら、蓋を開けてじっくり焼き色がつくまで焼きます。皿に移すときは、フライ返しなどを使うと取りやすいですよ。焼き色が見えるように盛りつけてもいいですね。ぜひ試してみてくださいね。

餃子のつけダレの種類

餃子を食べるときに欠かせないものといえば、「つけダレ」。今回はバリエーション豊かな餃子のタレをご紹介します。定番からいつもとひと味違った変わり種までを集めました。ぜひチェックしてみてくださいね。

酢醤油+ラー油

人気の酢醤油とラー油の組み合わせは、さっぱりとしたお酢とラー油の辛味がジューシーな餡と絶妙にマッチ。水餃子から揚餃子までさまざまな餃子と合います。

酢+こしょう

スッキリとした酸味とこしょうの辛味で、後味がさっぱりとしたタレに。肉汁たっぷりの餃子やしっかり味の餃子、揚餃子にもおすすめです。

ポン酢 お好みでラー油

柑橘類の爽やかな酸味と醤油ベースの味つけで、大人も子どもも食べやすいつけダレです。お好みでラー油を加えると、ピリ辛の風味とコクが加わります。

辛子+酢醤油

からしのツンとした辛味がクセになり、酢醤油と合わせることでさっぱりといただけます。水餃子から揚餃子までさまざまな餃子と好相性です。

ゆず胡椒

九州ではおなじみのゆず胡椒。爽やかなゆずの香りとピリッとあと引く辛さが特徴です。焼餃子や揚餃子などによく合います。

マスタード+酢醤油

マスタードの粒々とした食感と特有の風味が引き立ち、さっぱりとした酢醤油にも意外と合う組み合わせ。揚餃子などコクのある味つけの餃子と合いますよ。

ごま油+にんにく+塩

にんにくの効いた塩だれにごま油を加えることで、よりいっそう風味豊かなタレに。水餃子から揚餃子まで、さまざまな餃子につけて召し上がってみてくださいね。

こんな変わり種や見た目がユニークな餃子も!

ここまで餃子の種類やつけダレについて紹介してきましたが、最近では、おいしさはもちろん、見た目がユニークな餃子も次々に登場しています。例えば、とろ~りチーズやコク深い味わいのキムチなど、ちょっぴり変わり種の具材を包んだもの、包む工程を省いた「包まない餃子」、SNSで共有したくなる「映える餃子」など、お店によって発想の豊かな餃子に出会える機会が増えました。

地域ごとに独自の進化を遂げた「ご当地餃子」もその一つ。人気の浜松餃子や宇都宮餃子のほかに、包み方や具材に特徴のあるのもご当地餃子のいいところ。このように餃子の魅力は自由に好きなものを包んで味わいや見た目を楽しめるところにあります。ぜひさまざまな餃子を味わってみてはいかがでしょうか。

定番から変わり種までいろいろな餃子を楽しもう!

今回は餃子の歴史やルーツ、おすすめの楽しみ方などについてご紹介しました。餃子の種類や楽しみ方はバリエーション豊か。最近ではテイクアウトや飲食店でもこだわりの餃子が味わえますよ。ぜひお気に入りのお店を探してみてくださいね。

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