2023/11/01

冬に食べたい絶品ご当地B級グルメをご紹介!

肌寒い季節になると、体が温まるような料理が食べたくなりますよね。日本には、地元で愛されるリーズナブルなご当地グルメのお店がたくさんあります。

この記事では、冬に食べたい絶品ご当地グルメをご紹介します。気軽に食べられるB級グルメも紹介しているので、ぜひ最後までお楽しみください。

冬におすすめのご当地B級グルメ

ここからは、肌寒い冬にぴったりなご当地グルメをご紹介します。

ジンギスカン 北海道

北海道の郷土料理の一つ。ラム肉やマトンなどの羊肉を野菜と一緒に食べる鍋料理です。真ん中が山のように盛り上がった少し珍しい形の鍋を使って、まわりに野菜、山の部分にお肉をのせて焼いていきます。

使う野菜には決まりがなく、玉ねぎやもやし、ピーマン、キャベツなどがよく使われ、しめに麺類を入れて食べるのが定番です。

きりたんぽ鍋 秋田県

鶏がらだしにすりつぶしたごはんを串につけて焼いた「たんぽ」と野菜を入れて煮た、秋田の郷土料理です。鶏肉やごぼうを加えて、具材が煮えたらしょうゆや酒、塩などで味つけし、切ったたんぽ(きりたんぽ)と長ねぎ、せりを加えて仕上げます。

鶏がらの旨みが効いたスープが具材にしみておいしいですよ。

寒鱈汁 山形県

山形県庄内地方の郷土料理として知られる「寒鱈汁」。寒い時期に旬を迎える真鱈を「寒鱈(かんだら)」とよび、どんがら(アラ)や肝臓、白子などを含む、鱈をまるごと使って作られます。

みそを加えて煮込み、仕上げに香りのよい岩のりをたっぷりとかければ、日本海の冬の恵みが味わえる一杯が完成します。

せり鍋 宮城県

宮城県の名取市では根の部分までまるごと使った、せり鍋が名物です。シャキシャキとした食感や広がる爽やかな風味が、せり鍋の魅力の一つ。

煮込みすぎず、歯ごたえが少し残るくらいに加熱するのがおすすめです。鶏がらでだしを取り、酒やみりん、薄口しょうゆなどで味つけし、豆腐、せりをたっぷりと加えて完成です。残った汁に、ごはんを入れて雑炊にすると2度楽しめますよ。

あんこうのどぶ汁 福島県

どぶ汁はあんこうの肝をたっぷりと使った、みそ味の漁師鍋です。冬場に漁師たちが船上で食べたのがはじまりと言われていて、貴重な水は使わず、大根や白菜、ねぎなどをぶつ切りにしたあんこうと一緒に煮て、みそを加えて仕上げます。

しょうゆベースの味つけにしたあんこう鍋とは少し違い、コクのある濃厚な味わいが特徴です。

おっきりこみ 群馬県

小麦粉で作った幅広の麺を、野菜やきのこなどと一緒に煮込んだ麺料理です。麺となる生地を綿棒に巻いて、包丁で切り込みを入れることから「おっきりこみ」と名づけられたそうです。麺の太さや具材、味に決まりはなく、幅広の麺をゆでずにそのまま煮込んで作られます。旬の食材を入れて楽しむこともできますよ。

勝浦タンタンメン 千葉県

勝浦のタンタンメンは、海女や漁師の方が仕事のあとに、冷えた体を温めるメニューとしても親しまれています。しょうゆ味のスープに風味豊かなラー油がたっぷりと使われていて、みじん切りの玉ねぎやひき肉が入っているのが特徴です。

お店によってニンニクやニラ、ねぎを入れたり、みそ味にしたりと個性豊かな味わいが楽しめます。

みそポテト 埼玉県

埼玉県の秩父を代表するご当地B級グルメ、みそポテト。ふかしたじゃがいもを天ぷらにして、甘めのみそダレをかけた一品です。

古くから秩父では、農作業の合間や小腹がすいたときに、みそポテトが食べられていました。ほくほくのじゃがいもに甘辛いみそがからんで、どこか懐かしく飽きの来ない味わいになっています。

佐渡ブリかつ丼 新潟県

 佐渡産の食材にこだわって作られた、佐渡天然ブリかつ丼。一年を通して水揚げされる天然ぶりを存分に味わってほしい、という思いから生まれた料理です。

サクサクとした衣のブリかつと、特製のあごだししょうゆダレは相性抜群。ほかにも佐渡市の認証米や地場産の食材を使った汁物、果物、副菜などをそろえた、まさにご当地グルメの真骨頂ともいえるメニューです。

ボルガライス 福井

 福井県越前市で30年以上前から食べられている、ボルガライス。名前の由来や発祥は諸説あるメニューですが、ケチャップライスやピラフに卵をのせてオムライス風に仕上げ、サクサクのとんかつの上にコク深いデミグラスソースやトマトソースをかけた、大人にも子どもにも人気の一品です。

お店ごとに作り方の個性が光る、ご当地B級グルメでもあります。

モダン焼 大阪府

 お好み焼きに焼きそばを入れて焼いた、モダン焼き。ふんわりとした大阪風のお好み焼きともっちりとした焼きそばの両方が楽しめる一品です。

生地と具材、麺が層になっている広島のお好み焼きとは少し違い、お好み焼きの上に焼きそばをのせて焼き上げるのが特徴です。

姫路おでん 兵庫県

関東煮(かんとうだき)と呼ばれる濃いめの甘辛いおでんと、関西風の薄口のおでんがある姫路。

そんな姫路おでんの特徴は、生姜醤油をつけて食べることです。生姜醤油はさまざまなアレンジが可能で、濃口しょうゆにすった生姜やみりんを入れたり、お酒を入れてひと煮立ちさせたりしても楽しめます。

せち焼き 和歌山県

 せち焼きは小麦粉を使わず、卵だけで焼きそばをお好み焼きのようにまとめた、御坊市のご当地グルメです。御坊の方言で「むちゃくちゃにする」という意味の「せちがう」という言葉が、名前の由来なのだそう。

香ばしい風味のソースと焼きそば、卵との相性は、一度食べたらやみつきになるおいしさです。

山陰ちゃんぽん 鳥取県

 鳥取県にあるご当地B級グルメ、山陰ちゃんぽん。白菜や玉ねぎ、きくらげ、豚肉、卵などが入った、とろとろのあんかけが中太のちぢれ麺に絶妙にマッチした一品です。

やさしい味わいですが、黒こしょうやお酢をかけると味わいに変化がうまれて、濃厚な旨みのあんも思わず飲み干してしまうおいしさです。

鯖しゃぶ 島根県

島根半島の漁師が食べていたというご当地グルメ。

温かいしょうゆだしに、さばの切り身をくぐらせていただきます。だしにはしょうゆやお酒、玉ねぎのぶつ切りが入っており、玉ねぎは煮ることで甘みが出てきます。ねぎを巻いていただくと風味がよく、鯖の濃厚な旨みと相まって悶絶級のおいしさです。

日生カキオコ 岡山県

 岡山県の備前市日生町のご当地グルメ、日生(ひなせ)カキオコは文化庁の100年フードにも選ばれた逸品です。

日生町は瀬戸内海の漁師町で、カキの養殖が盛んな地域。小粒な傷のついたカキを、近所のお好み焼き店に持ち込んだのがはじまりだと言われています。ぷりぷりとしたカキとコク深いソースとの相性は抜群ですよ。

鍋ホルうどん 香川県

ニンニクやたまりしょうゆなどを加えた秘伝のタレをスープに使い、ホルモンやうどんを入れて煮込んだ、多度津町のB級グルメです。

四国鉄道の発祥地だった多度津には鉄道工場があり、そこで働いている人々に向けてホルモン(もつ)を使った鍋ホルうどんを提供し始めたのがはじまりです。

鯛めし 愛媛県

 愛媛県を代表するご当地グルメ、鯛めし。今治市や松山市北条では鯛をまるごと一匹、土鍋や釜に入れて炊き込みますが、宇和島市の鯛めしは鯛の刺身を特製のたれに漬けて薬味をかけ、ごはんの上にのせていただきます。

県内で異なる特徴を持つ鯛めしを、ぜひ食べ比べしてみてはいかがでしょうか?

鍋焼きラーメン 高知県

 高知県須崎市で地元の方々に長く愛されてきた、鍋焼きラーメン。親鳥の鶏がらしょうゆ味のスープに親鳥の肉やねぎ、卵、ちくわなどをのせて作ります。

あつあつを食べてほしいという思いから土鍋で提供され、旨みの濃い鶏がらスープと細麺が絶妙に合う、日本一熱いラーメンとも言われています。卵を崩していただくと濃厚な味わいも楽しめますよ。

水炊き 福岡県

福岡で通年食べられているご当地グルメ、水炊き。鶏肉を骨ごと煮込んだスープに季節の野菜を加えて、さっぱりとしたポン酢でいただく鍋料理です。薬味にはピリッと辛いもみじおろし、香りのよいねぎやしょうが、ゆずを入れても楽しめます。

呼子のイカ 佐賀県

唐津市呼子町は、玄界灘で新鮮なイカが水揚げされる地域です。半透明に透き通った身とコリッとした食感が特徴のヤリイカ(4〜12月)、アオリイカ(12~3月)、肉厚で甘くもっちりとした食感が特徴の甲イカなど。

とれたてのイカを使った活け造りは現地でとても人気です。ぜひ召し上がってみてくださいね。

具雑煮 長崎県

長崎県島原を代表する、郷土料理の具雑煮。江戸時代初期に起こった島原の乱で、天草四郎がキリスト教徒と籠城したときに食べたのがはじまりと言われています。

土鍋にだし汁と丸もち、鶏肉、白菜、人参、ごぼう、干ししいたけなど、とにかくたくさんの具材を入れて仕上げた一品です。だし汁にさまざまな素材の旨みがしみて、おいしさにぐっと深みが増すのが特徴ですよ。

だご汁 熊本県

小麦粉と水を練って作る団子を入れた汁物のこと。「だご」は熊本の方言で「だんご」を意味していて、だご汁は古くから農作業の合間などに食べられてきました。

干ししいたけや煮干しでだしをとって、麦みそや白みそ、しょうゆなどで味つけし、里芋やごぼう、人参などが入った具だくさんで腹持ちのよい郷土料理です。

島おでん(沖縄おでん) 沖縄県

沖縄おでんには、「てびち」と呼ばれる豚足が入っています。ソーキ骨(骨付きのあばら豚肉)でとっただしを使って具材を煮込み、味つけは塩のみとシンプル。

中でも具材にソーセージは欠かせず、チンゲン菜やレタスはおでんの汁にくぐらせて一緒に食べます。薬味にはマスタードを使い、本州のおでんとはひと味違ったおいしさが楽しめますよ。

まとめ

今回は、冬に食べたい絶品ご当地B級グルメをご紹介しました。知っているご当地グルメはありましたか?

地域色豊かなご当地グルメは、その土地の旬の食材を知るきっかけにもなりますよ。ぜひ旅先でもご当地B級グルメのお店を探してみてくださいね。

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