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2024/06/14
【岐阜県】ご当地B級グルメ「朴葉ずし」の歴史や特徴を徹底解説!

この記事の目次
今回は、岐阜県のご当地B級グルメ「朴葉ずし」の歴史や特徴を徹底解説していきます。
岐阜県は、日本列島のほぼ中心に位置する県で、飛騨高山や白川郷、五箇山など自然豊かで日本の伝統に触れられる街並みが多いことで有名です。
今回は、そんな魅力たっぷりの岐阜県のご当地B級グルメ「朴葉ずし」について紹介していきます!
朴葉ずしとは?
朴葉ずしは、朴の木の葉で酢飯を包んだ岐阜県の郷土料理です。
さっぱりとした味わいが魅力で、田植えなど農休みの御馳走として食べられています。
特に5月から8月が朴の葉の香りが良いとされており、この頃が「朴葉ずし」の旬と言われています。
岐阜県の中濃地域に位置する東白川村では、昭和時代の中頃まで、水田の作業は「結い」と呼ばれる近隣の共同作業形式で行われていました。
この「結い」の際には、田植えなどの作業を依頼する前日から準備がされ、食事には食器が不要で後片付けも簡単な朴葉ずしを昼食として提供されていたと言われています。
朴葉ずしの歴史
朴葉ずしが広まったとされる周辺の地域では、家々の庭やその周辺には、必ずと言っていいほど朴の木が植えられていました。
これらの木は大きな葉を茂らせ、特に朴の葉には殺菌作用だけでなく防カビ効果もあると信じられていました。
その中でも、「ヒノキチオール」という酵素は抗菌性が高く、酢飯の酢と組み合わせることで、高温多湿な田植えの時期に食品の腐敗を防ぐのに役立ったと言われています。
朴の葉を使用することで、箸を使わずに手を汚さずに食事をすることができたため、山仕事や農作業の多忙な時期に便利で、これが現在の朴葉ずしに発展したと言われています。
朴葉ずしのはじまりの味付けは、北陸から入ってきた塩漬けの鮭を酢で締め、その酢で酢飯を作り、鮭をのせただけのシンプルなものだったと伝えられています。
朴葉ずしの特徴

朴葉ずしの特徴は、酢飯や朴葉自体の殺菌効果により日持ちすることです。そのため、仕事や農作業、木こりの仕事の際に持ち歩いて、仕事の合間にサクッと食べることができます。
また、朴葉に包んであるため食事の際に手が汚れにくい点も魅力と言えるでしょう。
朴葉ずしの作り方
ここからは、朴葉ずしの作り方について紹介します。
まず、用意するものは砂糖30g、塩小さじ1/2、米酢50cc、白米2合分、しらす40〜50g、鮭フレーク40〜50g、みょうが3本、椎茸2〜3枚です。
はじめに、朴葉を水でよく洗いましょう。
砂糖、塩、米酢を合わせて2合分の白米に混ぜ合わせます。そこにしらすと鮭フレークを入れてよく混ぜましょう。
そこに小口切りにしたみょうがを加えたら、朴葉の上にこれらの具材を合わせたご飯を乗せて正方形に包み、輪ゴムで十字に巻きます。
この状態で1時間以上放置して、ご飯に葉の香りを移したら完成です。
岐阜県の観光スポット
ここからは、岐阜県の観光スポットを紹介します。
養老の滝

養老の滝は、高さ約32m、幅約4mの壮大な滝であり、1990年に日本の滝百選に選定されました。
この滝は、かつて葛飾北斎によって「諸国瀧廻り・美濃国養老」として描かれ、その威容で知られています。
周囲の自然豊かな環境は、春には桜、秋には紅葉など、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
滝の周囲は養老公園として知られ、散策路に沿って七つの個性的な橋が架かっています。また、養老神社には湧き水があり、「養老の滝・菊水泉」として日本の名水百選に選ばれ、その味わいは「まろやか」と評価されています。
この水には、お酒の香りが漂い、木こりが老いた父に飲ませたところ、若返ったという「養老孝子伝説」が伝わっています。
馬籠宿

馬籠宿は、石畳の坂道に沿った宿場町です。かつての建物はすでに焼失してしまっていますが、枡形の地形や石畳の坂道など、当時の面影が残っています。
ここでは日常を忘れ、川のせせらぎや小鳥のさえずり、風が街道を横切る音を感じながら、上質なひとときを楽しむことができるでしょう。
さらに、宿場の中心部には、文豪島崎藤村の生家跡があり、馬籠の歴史を伝える資料館として保存されています。この資料館を訪れて、彼の生涯に思いを馳せるのもおすすめです。
周辺には、レストランなどの飲食店が多い点も魅力です。木曽で生まれたと言われる五平餅は、胡桃と醤油の香りがすると評判ですので、散策しながら食べてみるといいでしょう。
岐阜県へのアクセス
ここからは、岐阜県へのアクセス方法について紹介します。
東京から岐阜県へアクセスする場合には、高速バスがおすすめです。「東京駅」から「岐阜駅」行きの高速バスが出ているため簡単にアクセスできます。所要時間は、約6時間30分です。
大阪から岐阜県にアクセスする場合には、新幹線がおすすめです。「新大阪駅」からJR東海道新幹線に乗って「名古屋駅」まで向かい、その後JR東海道本線に乗って「岐阜駅」まで行けば到着です。
岐阜県の位置
まとめ
今回は、岐阜県のご当地B級グルメ「朴葉ずし」の歴史や特徴について紹介しました。
朴葉ずしには、持ち歩きやすくて食べやすいなどの特徴があることがわかりましたね。
さらに、岐阜県の魅力は朴葉ずしだけでなく、魅力的な観光スポットがたくさんあります。
ぜひみなさんも一度岐阜県を訪れて、岐阜県の魅力を感じてみてください!
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