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2024/02/21
【静岡県】三島名物「みしまコロッケ」とは?特徴や歴史を紹介

この記事の目次
静岡県東部に位置する「三島市」。富士山の伏流水などが町中を流れ、日本屈指の高級野菜、「箱根西麓(はこねせいろく)三島野菜」が栽培されている地域です。その三島野菜をたっぷりと使った「みしまコロッケ」をご存じでしょうか?今回は食べ歩きにもぴったりな、みしまコロッケの魅力についてご紹介します。
三島名物「みしまコロッケ」とは?その特徴も

三島市の箱根西麓地区でとれた三島馬鈴薯(メークイン)を100%使用した「みしまコロッケ」は、サクッとした衣とクリーミーなじゃがいもの味わいが楽しめる一品です。中に入れる具材や形はアレンジ自由で、三島市内のさまざまなお店で、多彩な味わいのコロッケが売られています。
みしまコロッケにはいくつかの姉妹品があり、馬鈴薯を使ったものは6月〜12月頃までの販売、11〜5月頃からは三島甘藷を使った「甘藷みしまコロッケ」が登場します。
甘藷みしまコロッケは、三島市佐野地区の甘藷のみを使って作られたコロッケで、しっとりとしたスイーツのような甘さが特徴です。
もう一つ、三島の里芋だけを使って作られた「里芋みしまコロッケ」も見逃せません。甘みが強く、里芋のクリーミーな味わいがクセになる一品です。
みしまコロッケはどこで売っている?
みしまコロッケは、「みしまコロッケ」と書かれた「のぼり旗」が立つお店で売られています。市内の飲食店やベーカリー、コンビニ、スーパーマーケット、精肉店、農産物直売所など、さまざまな場所で手に取ることができます。
みしまコロッケの歴史と由来
三島に来られる観光客の方においしいものを知ってほしい、ぜひ三島に寄り道してほしいという思いから、平成20年(2008年)7月に誕生した「みしまコロッケ」。
材料である三島馬鈴薯(みしまばれいしょ)は、出荷時期が7月頃の約1か月と限定されており、高級ホテルやレストランでその品質が評価されるほど、知る人ぞ知る逸品です。その中から形がいびつなものや、小さなじゃがいもを有効活用するため、コロッケにしたのが始まりです。
2010年には「日本一大きいコロッケ作り」が行われ、2018年にはみしまコロッケを同時に食べさせ合った最多ペア数がギネス世界記録に認定されるなど、みしまコロッケをきっかけに街を盛り上げるイベントが行われています。
みしまコロッケのおいしさと魅力
じゃがいものおいしさがダイレクトに味わえ、なめらかな食感がたまらない「みしまコロッケ」。各お店によって提供スタイルがさまざまで、手頃なサイズ感で販売されているため、食べ歩きにもおすすめの一品です。今回はいくつかのお店をピックアップしてご紹介します。
三嶋大社の近くにある、大村精肉店ではハート形のかわいい「みしまコロッケ」が売られています。お肉屋さんのコロッケと聞くと、お肉が入っているボリューミーなコロッケを想像してしまいますが、こちらのコロッケはじゃがいものやさしい甘さとなめらかな口当たりが特徴です。
三島広小路駅から徒歩で行けるベーカリー「グルッペ本町店」では、みしまコロッケを贅沢にはさんだ「コロッケパン」が食べられます。
モチっとしたくちどけのよいパン生地にコロッケとソース、半熟のゆで卵、タルタルソースがかかっています。甘辛いソースとタルタルソースのコクがマッチし、上品なパンとの相性も抜群です。
ほかにも、居酒屋の一品料理やハンバーガー店などで、みしまコロッケを使ったメニューがあるので、ぜひ探してみてくださいね。
三島市の観光スポット

ここからは、三島市のおすすめ観光スポットをご紹介します。
三島スカイウォークは、伊豆と箱根の間に位置し、日本有数の絶景スポットとしても知られる歩行者専用の吊り橋です。天気のいい日には、富士山と駿河湾、伊豆に広がる山々を一望することができ、地上約70mの高さがあるスカイウォークでは、スリル満点の空中散歩が楽しめます。
また、吊り橋を渡った先には、自然に囲まれた散策路「Kicoroの森」や、お土産や軽食がとれる「SKY GARDEN」があります。天井に色や種類もさまざまな生花が飾られており、華やかなで素敵な空間が広がっています。
三島スカイウォークではほかにも、往復560mの距離を一度に滑り降りるロングジップラインや体を思いきり動かせるアスレチックなど、自然のアクティビティも充実しています。

もう一つ、三島市の隠れた名スポットとなっているのが「源兵衛川(げんべえがわ)」です。
三島駅から徒歩5分で到着するこちらの清流は、富士山から地下を通ってきた伏流水が地上に湧き出たものと言われています。下流の「中郷温水地(なかざとおんすいち)」までは約1.5kmの道のり。
川の水は驚くほど澄んでいて、隣には木道や飛び石などの散策路が設けられています。川のせせらぎや野鳥のさえずりを聞きながら、穏やかな気持ちでお散歩が楽しめますよ。ちょっとした気分転換にもおすすめです。
また、三島駅の周辺には、国指定の天然記念物・名勝である「楽寿園」や源頼朝が訪れたと言われる「三嶋大社」もあります。ぜひ近くに来たら足を運んでみてくださいね。
三島市へのアクセス
ここからは、三島市へのアクセスについてご紹介します。新幹線や主要道が通る三島市へ行くには鉄道や車、飛行機を利用すると便利です。
鉄道を利用する場合、東京駅から東海道新幹線に乗って45〜55分かかります。名古屋駅からは東海道新幹線に乗って、1時間20分〜1時間50分の道のりです。
車を利用する場合は、東京方面から東名高速道路を経由して、約1時間半かかります。名古屋方面からは、東名高速道路または新東名高速道路を経由して、約2時間半の道のりです。
飛行機を利用する方は、富士山静岡空港からバスを利用して静岡駅まで行き、そこから新幹線を利用して約30分で到着します。
静岡県三島市の位置
まとめ
今回は三島市の名物「みしまコロッケ」をご紹介しました。貴重な馬鈴薯のみを使って作られる「みしまコロッケ」は、手頃な価格で味わいも絶品。
時期によってはお目にかかれないこともあるため、三島市を訪れた際は召し上がってみてくださいね!
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