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2024/12/26
長崎県のご当地B級グルメ「ミルクセーキ」とは?特徴や歴史を紹介!

この記事の目次
夏の暑さを和らげるデザートとしてはもちろん、季節を問わず楽しめる長崎県のミルクセーキは、ご当地B級グルメの一つとして多くの人々に愛され続けています。
そんなミルクセーキの特徴や歴史について探っていきましょう。
ミルクセーキの特徴

一般的に知られる「飲むミルクセーキ」は牛乳と卵、砂糖などで作られますが、長崎のミルクセーキは氷を加えてシャーベット状に仕上げるのが特徴です。スプーンで楽しむ「食べるミルクセーキ」として地元の人々に親しまれています。
ミルクのコクに卵黄や練乳の甘さが調和し、氷を加えることでさっぱりとした後味に。ひんやりとした冷たさと上品な甘さが口いっぱいに広がり、シャリシャリ食感と濃厚な味わいが魅力です。
また、お店ごとに工夫を凝らしたミルクセーキが提供されており、バナナやマンゴーなどのフルーツをトッピングした華やかな一品も人気。濃厚な甘みとフルーツの爽やかさが絶妙にマッチし、目でも楽しめるスイーツです。
ミルクセーキの歴史
「ミルクセーキ」は、大正末期から昭和初期にかけて長崎市で生まれました。発祥のお店とされるのは、大正14年(1925年)創業の九州最古の喫茶店「ツル茶ん」です。「鶴の港」と呼ばれる長崎に初めて生まれた喫茶(きっちゃ)店であることから、「ツル茶ん」と名付けられました。トルコライスの発祥店としても知られています。
当時、冷凍室付きの冷蔵庫が普及していなかったため、猛暑をしのぐために考案されたのが、氷菓子としてのミルクセーキです。一般的なミルクセーキは牛乳に卵や砂糖を加えますが、「ツル茶ん」では牛乳の代わりに練乳を使用し、レモンを加える独自の工夫が施されていました。
「食べるミルクセーキ」は瞬く間に人気となり、長崎の喫茶店の定番メニューとして定着。当初は夏季限定メニューでしたが、観光客の支持を受けて次第に年中提供されるようになりました。
そのシンプルな作り方から家庭でも親しまれるデザートとなり、喫茶店ごとに独自の材料や氷の砕き方を工夫したバリエーションも生まれました。長崎ミルクセーキは、地元で長く愛される味としてその魅力を発信し続けています。
お菓子になったミルクセーキ

元祖の長崎ミルクセーキの風味を再現した「長崎ミルクセーキ風味ラングドシャ」も注目されています。サクサクと軽やかなラングドシャ生地に、ホワイトチョコレートをサンドし、ミルクセーキ特有の優しい甘さとどこか懐かしい味わいが広がる一品です。
製造・販売を手がけるのは、地域資源を活かした商品企画で定評のある宝物産株式会社。「ツル茶ん」の歴史ある雰囲気をイメージしたレトロなパッケージも魅力的で、ボックスにはイラストやフォントに至るまで細部へのこだわりが感じられます。個包装もかわいらしく仕上げられており、お土産にぴったりです。
学校や職場で配る際にも喜ばれる「長崎ミルクセーキ風味ラングドシャ」は、長崎の味わいとレトロな雰囲気を一緒に楽しめるお菓子です。
長崎県の観光スポット
ミルクセーキが楽しめる長崎県には、さまざまな観光スポットがあります。今回は、そのなかから特に人気のある3つのスポットを紹介します。
長崎原爆資料館

「長崎原爆資料館」は、原爆の悲惨さや平和の大切さについてじっくり考えられる施設です。被爆した家屋や衣服、惨状を描いた絵画、被爆直後の写真など、さまざまな展示を通じて被爆の実態を伝えています。また、原爆投下に至る経緯や核兵器開発の歴史、長崎の復興の歩みをストーリー性を持たせた形でわかりやすく紹介。核兵器のない世界を目指すメッセージも発信しています。
併設された図書室では、原爆や平和に関する資料が閲覧でき、学びを深める環境が整っています。見学後は館内の喫茶店でリラックスしながら、平和への思いを深めてみてはいかがでしょうか。
長崎ペンギン水族館

世界最多のペンギン飼育数を誇る「長崎ペンギン水族館」。地球上に生息する18種類のペンギンのうち、9種約170羽を飼育する世界でも珍しいペンギンに特化した水族館です。国内最大級の「亜南極ペンギンプール」では、空を飛ぶように泳ぐペンギンの姿を楽しめます。また、世界最小のコガタペンギンがトコトコと歩く愛らしい姿は訪れる人々を魅了します。
「ふれあいペンギンビーチ」では、ペンギンが自然の海で泳ぐ姿を間近で観察できるほか、エサやり体験やタッチングイベントも充実。さらに、巨大ナマズや長崎近海の魚たち約40種を展示するエリアや、自然と触れ合える「自然体験ゾーン」もあり、子どもから大人まで楽しめます。
ハウステンボス

本格的なヨーロッパの街並みを再現した「ハウステンボス」は、四季折々の花々やさまざまなイベントを楽しめる魅力的な観光スポットです。日本最多品種のチューリップが咲き誇る「100万本のチューリップ祭」や、アジア最大級のバラが街中を彩る「バラ祭」、華やかなパレードやショーが楽しめる「フラワーフェスティバル」など、人気のイベントが盛りだくさんです。
アトラクションも豊富で、子どもから大人まで1日中楽しめます。特に、世界最大級の「天空メリーゴーラウンド」で楽しむ空中散歩は大人気です。夜になるとライトアップされ「光の王国」として美しい姿を見せます。また、佐世保バーガーやトルコライスなど、長崎ならではのグルメを楽しめるのも魅力の一つです。
長崎県へのアクセス方法
グルメも観光も魅力的な長崎県には、さまざまなアクセス方法があります。日本三大都市でもある東京、大阪、名古屋からのアクセスも便利です。
東京からは長崎空港まで直行便が運航されており、所要時間は約2時間です。大阪の伊丹空港や名古屋の中部国際空港からも直行便が利用でき、約1時間30分で到着します。長崎空港から長崎市内まではバスで約40分とアクセスも良好です。
車でゆっくりドライブを楽しみながら長崎県に向かうのもおすすめです。最適なアクセス方法を探してみてくださいね。

まとめ
長崎のミルクセーキは、「食べるデザート」として長く愛され、その独特の風味で多くの人々を魅了してきました。近年では、お土産にぴったりなラングドシャも登場し、さらに親しまれています。
長崎を訪れた際は、ミルクセーキを味わってみてくださいね。
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